そしてメインは`縄文杉`
ゲイリースナイダーや山尾三省、ナナオサカキあたりが好きで、カリフォルニア シェラネバダ山脈の良さはゲイリースナイダーから、屋久島の良さは山尾三省から予習済みだったのでどうしても縄文杉、`聖老人`に会いたかった。往復12時間の登山なのでそれなりの心構えと装備は用意してさあ出発!
まずはこのトロッコ道を3時間ほど歩きます。
安房川上流、天気のいい日に渓流釣りとかしてみたい。
そして最強の男達、携帯の待ち受け画面にすればいい事あります。玄関に貼れば魔除けになります。
途中、興味深かったのが`小杉谷集落` あとでGoogleってみたのですが1970年に閉鎖されるまでピーク時には約500人ぐらいの人たち、家族が住んでて小中学校もあったそうです。豊臣秀吉の時代から始まった杉伐採、江戸時代、島津藩によって本格化し、明治になって国有林化、島民と国の間でいろんな問題があり、昭和になり、戦後、朝鮮戦争勃発で材木需要がふえ、1955年からチェーンソーが普及し、杉の大木1本切り倒すのに一人数時間で出来るようになり、原生林の伐採が本格化、島外から`渡り山師`と呼ばれる人たちが家族連れで住み着いたのが小杉谷集落。 新天地を求めて家族でこんな山の中に移り住む、戦後の日本人ってすごいな〜〜と感心した反面、厳しい自然環境が島の杉達を伐採から守り、現在の屋久島の姿がある、考えさせられますね。
トロッコ道がおわり、本格的な林道を歩く事1時間、有名な`ウィルソン株` 切り株の中のある方向から見上げるとハートの形が
そして、ウィルソン株からさらに林道を1時間ほど上ると、、、やっと出会えた`聖老人`
樹齢7000年から2000年と幅広い説がありますが、中が腐って空洞化しててはっきりした樹齢はわからないとの事。いつ倒れてもおかしくないので展望デッキがあり
立ち入り禁止区域もありました。 ただただ凄さに見入ってしまいました。
縄文杉にたどり着くまでにも仁王杉、夫婦杉、大王杉など名前のついたとても立派な屋久杉達がたくさん、他にも名前は無いが、立派な杉もたくさん、ほんとこの島の自然環境は厳しく豊かだなと感じました。
帰りは来た道を戻るも、トロッコ道が緩やかな下り坂なので気分も爽快、降ってはやむ雨もたまに晴れ間がでたりして、とても清々しい気分でした。
今回、ARC`TERYXのゴアテックスジャケット、ナイロンショーツ、パタゴニアの下着、LaSportivaのトレッキングシューズ、SmartWoolのソックス、BlackDiamondのバックパックと大好物のアウトドア物で固めて行ったのですが、街中では決して必要の無い機能がこの自然環境の中ではいかに大事かという事がよくわかりました。この素晴らしい製品達と出会えてよかったのと、さらにアウトドア物にはまりそうです。。。プロダクト好きなので。
最後に、今回のチーム最年少、7歳の女の子、行きも帰りも元気にあるいて素晴らしかった!