サンタクルーズ、ビッグサーに続いてWIND AND SEA `ウィンダンシー`
といってもSan Diego, LaJolla, `ジョエルチューダー`のローカルビーチ、WIND AND SEAではなく、東京世田谷、駒沢公園通り`熊谷隆志`氏のパーソナルショップ`WIND AND SEA`です。店名の由来は先に書いたカリフォルニアのWIND AND SEAから。
2014年5月10日、スタイリスト、フォトグラファーなど様々な分野で活躍する`熊谷隆志`氏が好きな物だけを集めた初のパーソナルショップ`WIND AND SEA ウィンダンシー`を世田谷、駒沢公園通り沿いにオープン。 自信のブランドNAISSANCE ネサーンスを中心とした洋服、雑貨、ヴィンテージアイテム、旅先で出会った雑貨などが並ぶ`あまりにも私的で、あまりにも自分勝手`なショップ。週末しか営業してない、スペシャル感たっぷりなショップです。
こちらにうちの`オアハカラグ&ベスト`を取り扱って頂ける事になり、早速週末お店に立ってきました!
熊谷さんのテイストが色濃く打ち出され、アイテム一つ一つはテイストが違えど、一つの空間に収まる事により、何とも言えない統一感がでた、そんなショップです。土日の2日間、お店に立たせて頂きましたが、まず予想以上に感度の高いお客様が多い!秋晴れの天気にも恵まれ、駒沢公園を散歩がてら、立ち寄れる場所。 決して立地が良いとは言えない場所ですが一般的に`好立地`と言われてるのがはたしてほんとに立地が良いのかどうか?!? 特に東京、この業界ではそれは決して当てはまらない、そんな気持ちにさせてくれたお店です。
昔、ブログにも書きましたが自分自身、駅の近くより公園の近くに住みたい、そんな気持ちにさせてくれる都会が好きです。 まさに東京の城南地区、目黒区や世田谷区はそんな場所です。渋谷区や港区にはない、独特な空気感、隣は有名なコーヒーショップ`PRETTY THINGS` そして東京カフェブームの先駆け`バワリーキッチン`も同じ通りにあり、感度の高い人たちが集まる場所です。実際、PRETTY THINGS, BOWERY KICHEN のオーナー`山本さん`目当てに来るお客様を山本さん自らWIND AND SEAに連れてきて頂いたり、WIND AND SEAのお客様で買物前後にコーヒー飲んだりカフェでゆっくりしたり、そんな`コミュニティー`が確立してる、LAやSF辺り、成熟した、いい感じの`ストリート`を体感できました。
実際のお店はというと、、、予想以上にお客さんが来る、そして皆さんセンス抜群、そして皆さん、買物される! 金額の大小はありますが、売れるお店ってやっぱり楽しいですよね!もちろん、熊谷さんのこれまで培ってきた実績がある上でのお店、リスペクトせずには入れない、熊谷さんのファンが作ってる店だと思います。
実は私、熊谷さんとは全く面識がなく、知り合ってわずか2週間でお店に立つ始末(笑)。。。ほんの2週間前、突然うちのお店に熊谷さんご本人がお一人でふらっとご来店!その時、私は外出してて不在、妻が接客、基本的にうちはアポイント制の店なので常に商品が並んでる訳ではなく、ちょうど展示会前で商品を入れ替えたり、サンプルの最終チェックをしてたり、ネームや品質をつけてたり、ぐちゃぐちゃな状態のところにいらっしゃったわけで。。`おっきなひときたー!Mサイズのベスト試着しようとして無理だったー!またあとでくるってー!`なんて、自分が戻ったらあたふたしながら妻が言うわけで。。。で、あとで戻ってきてくれたらなんと!熊谷さんだったわけで!もうビックリしましたね!
なんでもうちのインスタグラム&エリスさんのインスタグラムをみてオアハカラグ &ベストにとても興味をもたれて、実際着てみたくてこられたとか、素晴らしい行動力です!見習うべき点です!
そして、話は転がり、WIND AND SEA で取り扱って頂ける事になり、自分が店にたちたい!接客したい!と言ったらいいよ!って(笑)本当にトントン拍子で話は進みました。やはりここは`東京`都会を感じるスピード感というか、チームワークというか、日々流れの速い`ファッション`業界のど真ん中にいる方、`これだ!`と思ったら即行動!判断も早いです!このスピード感、疲れてしまう人もいるかも知れませんが自分にとっては心地いい、ましてや好きな物を提案して頂ける、波に乗るしかないですね!
かといって、うちの商品、特にこの`オアハカラグ&ベスト`ハンドクラフトの良さ、1点1点微妙に違う、などいわゆる`ファッション`だけで消費される物ではないのです。しかし、テリーエリスさん&北村さんがおっしゃってた`ファッションばかりだとバランスがとれない`とフェニカを始められた、最先端のモードにハンドクラフトやヴィンテージのぬくもり、1点ものを合わせる、そんなミックス感が東京スタイルなのだと、改めて実感しました。世界に誇る日本人のセンスだと思います。
凄くバランスが難しいところなのですが、良い物、自分の好きな物は多くの人に知ってもらいたい反面、あまり広がりすぎて安っぽくなるのも嫌、でもある程度、みんなの目に触れて、善し悪しを判断してもらわないと自己満足の世界で終わってしまう、自分の力だけではなかなか物作り&セールスの両立は難しい、どちらかと言えば物作りに携わっていたい、かといってPR会社などにセールス業務を任せるのは嫌だしそんなお金を無駄にしたくはない、そんな中、このような出会いは奇跡的!感謝です!
このように`インディアンジュエリー`や`ウエスタンブーツ`など、自分の好きな物がたくさん!お店に立つ前日、打ち合わせで初めて訪れましたが、店に入った瞬間、`あっ、この品揃えなら接客できるわ`と(笑) お客様にネサーンスの商品にうちのラグやベストを合わせる提案など、色々想像できました。
カリフォルニアの乾いた印象を受ける、オアハカラグにも相性良いです。
日本の民藝品`南部鉄器`と言えば世界的に有名。カリフォルニア、バークレーにある老舗レストラン`シェ パニーズ`のアリスウォーターさんも愛用してる南部鉄器。特に急須は鉄分が程よく吸収できるとか、カリフォルニアの感度の高い食器屋などでも販売してる、日本が誇るハンドクラフト`民藝品`です。 セレクトされてるのはモダンな感じの小物入れ、瓶敷きなど、小さめのオアハカラグと一緒にテーブルやデスクで使いたいですね。
スタイリストの世界、熊谷さんの元で修行され独立された伊藤店長に聞きましたが、なかなか厳しい世界、`考えるより感じろ!`そんな師弟関係の世界です。そんな業界で長く活躍されてる熊谷さん、実際お会いして話して、周りのスタッフの方ともやり取りさせて頂きましたが、`スピード`と`チームワーク`細かいところまでキッチリされてる、そんな印象を受けました。これは世界的に見てもやはり`東京`でしかできない、日本人の繊細さ、感度の高い人が多い東京、やはり都会とファッションは切っても切れない、やっぱり東京は面白い!刺激があります!今後のWIND AND SEA に期待です!
やっぱり路面店はいいですね。夕暮れのウィンドウが何とも言えない、、、
後日、伊藤店長から連絡があり、お客様で熊谷さんのブログをみて、自分が土日のみ店にいる事も知ってたが、都合が合わなくて、 ですがオアハカラグに興味をもたれ、あいにくの雨模様の中、ご来店して頂き、I.V.G Sign、バスケスさん本人が織られたラグ`DOS COLIBRI, TWO HUMMING BIRD`の作品をご購入されたと。。 いや〜〜 接客させて頂きたかった!! 個人的にもし売れなかったら自分で使おうかなと思ってた(バスケスさんの作品は1点物なので全てそうですが、、、)と思ってたハミングバードモチーフのラグ、高価な物なので納得のいくまで商品説明させて頂きたかった!
しかし、お店にだして3日目に売れるとは。。。まさかの展開にビックリです。これからの新しいスタイルとして、まずブログやSNSなどで商品をしっかり説明、それをそのままオンラインなどで売るのではなく、土日限定などスペシャルなお店で販売、実際手に取ってみてもらわないと納得しない商品を中心にした品揃え、時間はかかるかもしれませんがそんな`パーソナルショップ`が東京を中心にできれば面白いですね。