2015年9月19、20、21日、行ってきました、益子へ!
秋晴れの晴天、まさにインディアンサマー!そんなシルバーウィーク!
土祭(ひじ祭)という3年に一度のお祭り、益子の街全体でアート&クラフトよりのイベント。毎年開催される陶器市とは一味違う、スターネット創始者、故 馬場さんの著書で知り、噂には聞いてましたが初めて体験してきました。街全体がイベントスペースのような、のどかなんですが、なんか洗練されてる、そんな雰囲気が感じれました。
益子参考館となり、長屋門に出店、濱田庄司さんとバーナードリーチが作陶した、由緒ある建物です。
ろくろ跡も見学できました。
若くして他界された濱田篤哉さんの作品も展示されてました。30年近く、開けられることのなかったこの長屋門で大量に見つかったそうです。
やっぱりいいですね〜〜 好きです、小鹿田焼き。土から生まれた陶器、自然の中で見るとより一層、よく見えますね!土祭、土の祭、益子ならではのネーミングセンスを感じます。もう少しで九州の物を東京のお店で益子で買うという、やや複雑な行為をするところでした。。おっきいの、欲しいですが、うちにはリアルに動き回るこけしが2匹(1匹はやや怪獣気味、、)いるので、買っても置き場所がないので、今は我慢我慢。。
そして、やっとデビューしたうちの子たち!!自然の中でのびのびしてます。
こんな素敵なこけしたちも!カトリーナをイメージして作られた、ソンブレロとスカートが素敵です。スカートの模様が素晴らしいですが、作者ご本人から聞いたところ、実は胴体が最高に難しいとか、、細いところに黒を塗り、模様は木の地色、、抜きで白くしてるわけです、模様を描くより神経を使うところだそうです。
即完売のメキシコケシ!!こけしファンはすごいですね!個人的にはポエテッククラフトと呼ばれる創作こけしを入手したので、今回メキシコケシは見るだけに。。。
芝生広場にはたくさんのテントが、それぞれクラフトを持ち寄り、展示販売されてました。
大誠窯。益子のメインストリート、ど真ん中にどーんと構える、歴史のある窯元、若き陶工`誠一`さんが作陶されてる、益子では外せないですね。
陶芸美術館ではこんな展示が!非常に興味深い展示でした。特に濱田庄司さんがアメリカ、サンノゼで作陶された作品があり、現地の粘土や土を調達、やや白っぽい大きな作品、しっかり濱田さんの作風がでたMade In U.S.A、ストレートに欲しい!と思いました。
そしてこちらもストレートにやられた作品
グラシエラ ディアス デ レオン、壺(二つの文化)、1959年夏、益子、濱田庄司さんと一緒に作陶、幼少期よりディエゴリベラ、フリーダカーロ、シケイロスなど20世紀前半のメキシコを代表する芸術家たちと交流があり、濱田庄司の作品に感銘を受け、1958年にメキシコ人としては初の政府奨学生として日本に留学、濱田家に住み込んで陶芸修行に励む、う〜〜ん、もっと知りたいです。
この壺、大好きなメソアメリカモチーフに日本の藍、素晴らしい佇まい、欲しい。。。
入り口にあるランプ`スターライト`もともと、メキシコのもので、一番星をイメージして作られた、人気のあるランプです。アメリカ、ニューメキシコ、サンタフェのプラザにも使われてます。個人的にとても好きなランプです。
そして夜は`夕焼けバー`へ
まさに夕焼けから夜にかけて、満天の星空、できるだけ明かりを使わないよう、キャンドルが灯されます。そして感心(感動)したのが、食器類が陶器なこと!さすがは焼き物の里です。こういうイベントのゴミ箱は大量のプラスチック食器が捨てられてるのですが、ごみ捨て場がとても綺麗、洗い場の人たちが一生懸命お皿を洗ってるのを見て、こういうところは見習いたいと思いました。後でホテルのレストラン`暁`さんの女将さんに聞いたところ、洗場の人たちは全てボランティア、本当は飲み物のコップも全て焼き物にしたかったそうですが、そこまで調達ができなかったとか、いや〜〜それでもたいしたもんですよ、こんな野外のイベントでちゃんとした陶器で提供できるんですから。
土祭にかける熱い思いを一番感じたのが、この夕焼けバーでの`おもてなし`でしたね。
料理もプロが作る、益子焼をはじめ、全て美味しかったです!
そして、後編は益子参考館`濱田庄司と中南米の民藝`について書きます!