2015年10月24日〜11月8日、秋晴れの気持ちいい季節、弊社ショールームをショップにしました。
まずはご来店頂いたお客様、お買い上げ頂いたお客様、この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございました。
前回、春にショップした際、ご来店頂いたお客様の約7割は身内や知り合いでしたが、今回は初めてお会いするお客様も多く、その中でもお買い上げ頂いたハードコア(笑)なお客様はうちのインスタグラムやフェイスブック、ホームページなどである程度、前知識を得られてからのご来店、実際、接客させていただく際、余計な前振りは省き、商品のコアな部分だけを、ハードに説明接客(笑)、お店という四角いリングでの真剣勝負、売れる売れないより、上手く伝えたい、そんな気持ちで接客させていただきました。
実際、うちのインスタグラムやフェイスブック、そしてこのホームーページのブログやブランド欄はほぼ、私、店主個人がやっております。海外出張や現地でのオーダー、人との出会い、聞いた話、感動したこと、オススメなこと、裏話、など、商品を売る上であまり関係ない、値段やサイズなど、直接商品に関係することではないことを、一生懸命書いてるわけです。直接、販売につながることじゃないから、より一層真剣にやろう、そういうところにコアなお客様は響くのだと、自分がそうなので、そういう人に響けばいいかなと。 実際の商品説明は店頭でしっかりやればいいのです。リアルにお店で話を聞いて買いたい、もちろん、ある程度の商品説明はSNSやホームページで紹介しますが、最終的に、値段やサイズ、実際手に取ってみた感じなど、やはりお店で実感していただきたい、そんな気持ちでやってるので、時代に乗り遅れてますが、不器用ながらも真剣にやっております。
まぁ、一昔前であれば、そんなスタイルは絶対無理でした。いくらカッコつけたって、所詮独りよがり、オナニーといっしょ、初めたところで2〜3年は情熱も資金もあるので続くでしょうが、5年10年とは無理です。やはり売上が必要なわけです。ですが、売上だけを追求してしまうと、面白くないわけです、個人商店には他とはちがう、絶対的存在価値が必要だと思います。
うちは、あくまで`卸`がメインです。創業当初からお取り引きさせて頂いてるUNITED ARROWS様やBEAMS様、全国の小売店様がいらっしゃるおかげで、こういう期間限定ショップができるわけです。前々から、出張に行くたびに、1点物のクラフトが気になり、個人的に買い集めてたのですが、個人の所有する域を越え始め、卸をするにはあまりにも個体差がありすぎる、そんな商品を中心にお店ができれば、絶対面白い、そんな思いからお店にしてます。卸があるからこそ、自由な品揃えができる、たとえ自分の給料を削ってでも、仕入れしたい商材がある、売れなければ、自分が買えばいい、そんな気持ちでやってるから、常にお店を開けるわけにはいかない、なんか上手く言えないですが、バランスが悪いようで良いような、そんな感じです。
2009年9月、iPhone 3GSの登場から、スマホの普及が進み、パソコンでメールを見る時代からほぼスマホだけですむ時代になりました。スマホをお持ちの人であれば、最低でも1日に3〜4回は何かしら、スマホを見る時代、個人だろうが会社だろうが、個店だろうが大手だろうが、実際情報を発信するのも受けるのも`人`が関わってるわけで、一昔前、iPhoneやスマホ、SNSが普及する以前、パソコンでメールやネットを見てた時代、いくら個人があーだこーだ言ったところで、大手やそれなりに知名度のある人でなければ相手にされなかった、ただ、今この時代、しっかりした、まっとうな情報を発信していけば、少なくとも原始的共同社会`コミュニティー`は築けるのだと確信してます。
そんなコミュニティーのなかにうちの店や仲間内の店があれば理想です。東京、世界的に見てもいろんなカルチャーがミックスした面白い街、場所は離れてても、お互いの`志`が共通する店、少なくともうちに来てくれたお客様にはそういうお店をどんどん紹介してます。うちにはなくてもあそこにあるとか、あのお店でみたとか、そういうためにも、自分自身、常にリサーチが必要なのだと。
ちょっと、話がそれてしまいましたが、卸では販売できない1点物やアンティーク、ビンテージ物、個体差がありすぎて難しい商品、見る人によれば傷物とかB品とかになる商品、店頭での接客が必要不可欠な商品、大手検品業者だと絶対B、C品になるような商品、駅ビルとかショッピングモールとかに並べれない商品、ウェブサイトで写真だけだと売れない商品、1点ものすぎて品番を一つ一つに振り分けないといけないので、大手バイヤーは敬遠するような商品、そんな商品を中心に品揃えしていければと思います。
そういう商品だからこそ、いろんな人の目に触れて欲しい、POP-UP SHOPとして、私、店主の商品説明接客も一つの商品として(スマイル=¥0みたいな)、共感していただけるお店やイベントに出店していければと思います。
まずは、うちの期間限定ショップの期間を増やし、商品のレベルを上げることから、商品ありきの商売ですから。