ファットバイク FAT BIKE. 太いタイヤをはいたマウンテンバイク、個人的にはFATよりもPHATと呼びたくなる、乗るのが面白いマウンテンバイク。2005〜6年ぐらいにアメリカで初めてみたSURLY PUGSLEY, オフセットしたフロントフォーク、チェーンラインを確保する為にリアもオフセット、太いタイヤに前後リジットフォーク、一目惚れ&衝動買いしてしまいましたが、当時マウンテンバイクと言えば前後サスペンション、いかに軽く早く走るか、街乗りやロードではピストバイク(ノンブレーキ、固定ギヤ、今では違法ですが)全盛、ファットバイクなんてただのキワモノ扱いでした。
ただ、SURLYの考え方は好きで`車に頼らない生活``毎日自転車`乗って楽しい、安価で頑丈なフレーム`など他のメーカーには無い明確でわかり易いコンセプトのもと、PUGSLEYやBIG DUMMY (ロングテールバイクの元祖、一体型フレーム)など面白いバイクを作るメーカーです。
ミネソタ州にあるSURLY社のメンバーが雪の日でも通勤できるバイクをと考えた際、出来たのがFAT BIKE, 極太タイヤのマウンテンバイク、PUGSLEYでした。タイヤの空気圧を調整すれば凍った湖の上も走行可能、まさにアドベンチャーバイクです。
2010年ぐらいからアメリカ本国でじわじわ人気の出てきたFAT BIKE. マウンテンバイクも29ER(29インチホイールのMTB)が一段落し、`軽くて早い`より`頑丈で楽しい`そんな新しい流れが出来てきてFAT BIKEが注目されてきた感じがします。
2012年、SURLYが発売した`現在地球上で最も太いタイヤをはくマウンテンバイク` MOONLANDER (月面走行車)ラメ塗装のフレームやPUGSLEY同様、前後オフセット使用、100MMの極太リムにSURLYが開発したBIG FAT LARRY, 26X4.7という怪物タイヤを前後装着、前後共に135mmのエンド幅で、フロントにSURLYシングルスピード用のハブを使用してるので前後タイヤ入れ替えてリアをシングルスピードにも変更できる、なんともSURLYらしい考え方が気に入って即購入。
実際、ゆるやかな林道で乗った感じはTANK ! 戦車のキャタピラのような感触でスピードもそこそこ出る上にタイヤ幅があるので安定してます。空気圧の調整次第でフロントはサスペンションいらず、リジット前後で十分。6歳の息子のペースで十分楽しめる、そんなFAT BIKEに今夢中です。
あいにくこの日は前日の雨で道が湿って滑り易かったですが、晴れた日、紅葉の季節、落ち葉の上をシャリシャリ音を聞きながら走る、冬になり雪が積もった道を走る、今までにないマウンテンバイクの楽しみ方が出来そうな予感です。
写真のように車に積んで走ってるとすれ違う車の人たちはみんな見ます(笑)やはりタイヤが目立ちますね。