AMISH アーミッシュ 彼等、彼女等こそが、現代における真のinfluencerかもしれない。
1700年代初頭、ヨーロッパで迫害を受け、アメリカに渡ってきた、ここランカスター郡に入植し、今でも300年前とほぼ変わらない生活を送る。
電気も車もない、もちろんスマホもSNSもない。情報を発信しなくても、これだけ世界中から人が集まり、ちゃんとお金を払い、彼等の生活を垣間見て行く。ツアーの際にも念押しされたが、アーミッシュの人達は撮影禁止、自らの写真も残さない彼等、そんな人達こそ、真の`ライフスタイラー`だと思う。
SNSで一生懸命、自らの私生活、友人や家族、子供、家まで全てを曝け出し`いいね`の為、お金の為に生きてる人が多い中、こんなシンプルで素朴な生活もあるんだなと。今の時代、SNSで伝わるのも早いが、忘れ去られるのはもっと早い。300年以上、アメリカでこういうライフスタイルを営んでる、そして実際アーミッシュの人口は増え続けてる、ツアーに参加して驚きました。
電気や動力を使わない、車も乗らない、果たして超先進国アメリカでそんな事が出来るのだろうか?!?この目で見て確かめたくなった。
AMISH HOUSE、古いアーミッシュの家、今はツアー受付オフィスや土産物屋、そして家の中を公開してる。隣に資本主義の象徴、ターゲットがあるのがとても面白い。
じっくり見て周りたくて、アーミッシュの村を1時間ぐらいかけて回るツアーに参加。ガイドのおじさん`はい、次はターゲットです〜〜`と軽いジョークでスタート。
アメリカンカントリーというか、綺麗なところ。素朴な暮らしをしてるのがよくわかる。途中、写真撮り損ねたが、バギー(馬車)ともすれ違う。本当に車使ってないんだね。もっと商業的に消費されてるかと思ってたら、そうでもなかったのがよかった。
キルト屋さんに立ち寄る。スターキルトのデザインは好きだが、使ってる素材がややカントリーテイスト、、ちょっと好みじゃないかな。そして、動物たちが本当に可愛いというか、のびのびしてるというか本来の`動力`動く力、動物の力として、人間の良きパートナーとして、共存してる姿が美しかった。
下手な動物園よりよっぽど楽しい。
アーミッシュの人達が経営するお店。ここのプレッツエルは最高でした!NYで食べるのは、やや硬めで塩味キツめだけど、ここのはバターがしっかり効いてて柔らかく、少しの塩とマスタードが相性抜群!瓶詰めのジャムやマスタードなど、お土産もたくさん購入。
中で働いてる女の子達もみんな可愛い。
興味深かったのがAMISH BIKE, 自転車に乗る事はほとんどないが、キックボード的なこのバイクはよく見かけました。
そしてハウスツアーへ
素朴なキッチン。電気はないが、プロパンガスはあるみたい。
日本語のガイドブックもあり、じっくり熟読。なるほど、なるほど。
自転車は世俗的、家族から遠く離れる、確かに、10代で家出する際、まずは自転車にまたがりますね。
そして、一番気になってたのが、若者達。ツアーの説明にもありましたが、強制的にアーミッシュになるんじゃなく、自ら選択して、アーミッシュになる。もちろん、外に出て行く人間もいる。幼い頃の体験というか、家庭環境というか、そういう中で育つ人間はアーミッシュの道を選ぶ。ただ、宗教的なものなので、例えば自分が`アーミッシュになりたい!`って言っても無理ですが、そこで生まれ育ち、アーミッシュになる権利を持ってる子達はアーミッシュを選ぶ。そしてどんどん人口が増えてると、う〜〜ん、幸せの形って色々あるんだなぁと。
興味深かったのがこれらの衣服達。年齢で色やデザインが決められてる。シンプルでかっこいい。民族衣装だけど、派手さは一切なし。
学校。1年から中2まで一緒に学ぶ。
近くにある有名なレストラン。美味しいが、量がすごい、、、
平均結婚年齢22歳、一家族平均子供の数8人、電気もない、車もない、自転車も乗らない、半数は農業、そして大工、2割ぐらいの人がイングリッシュ(アーミッシュの人達はアーミッシュ以外の人を全てイングリッシュと呼ぶ)の人達と働く。この情報社会にそんな生活がある事自体がびっくりだが、実際この目で見て、確かめて、いい経験をさせてもらった。ネイティブアメリカンやメキシコの先住民族達とはまた違う、300年前とほぼ変わらない生活を送ってる、ほんと、幸せの形って、色々あるんだなぁと。う〜ン、でも子供8人は大変だ。。