FRISCO サンフランシスコ&ベイエリア 2013 August その2

サンフランシスコといえば、`Third Wave Coffee` 第3の波がきてるコーヒー事情。
スターバックスが第2の波、アメリカのコーヒー文化を底上げしたスタバ(コーヒー味のお湯?みたいな薄いのが主流だった90年代、アメリカのコーヒーは不味かったです。)ですが、やはり量の増加は質の低下、、、全米各地、どこに行っても同じ(まあそれが企業努力なんですが)もっと個性的なコーヒーを!というシンプルな欲求でサンフランシスコやポートランドなど西海岸の都市から始まった第3の波、Third Wave Coffee、ポートランドのStomptown CoffeeやサンフランシスコのBlue Bottle Coffeなど今やメジャーな存在になった感もあります。

そんな中で個人的にお気に入りがサンフランシスコの`Four Barrel Coffee`

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酸味の利いた独特の味でお店の奥で焙煎(使ってる機械が昔ながらの4バレル式?なのでFour Barrel Coffeeだとか)してます。

広い店内にはコーヒーのいい香りが漂ってます。 まさにサンフランシスコならではの開放感!

で、向かった先は`Dogpatch Historic District`
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ダウンタウンから3rd stを下り、SF Giantsの本拠地、AT&T PARKよりももっと南下、22nd St 辺りのエリア、ちょうどFwy 101と3rd stの間、7〜8年前は工場地帯で何も無かったところ、途中、コンドミニアムが新しく立ち並んだりしてずいぶんと栄えた感じでした。ローカルの人にDogpatchの由来を聞いたところ、その昔野良犬が多くてその名前がついたとか?GoogleったりWikipediaったりしても明確な意味の由来が無く、近くの肉加工場の残飯をあさる野良犬が多かったとか。

1906年、大地震&大火災で壊滅的なダメージを受けたサンフランシスコですが、このDogpachエリアとFwy101挟んでとなりのPotreroHillエリアは比較的ダメージが少なく、1800年代後半ビクトリアン建築が多く残ってます。1980年代〜90年代は工業地帯で治安が悪く、家賃も安いエリア、ビクトリアンハウスのデコラティブな装飾がゲイの人たちに好まれ、彼等は基本的に男、子供や女性の心配しなくてもいい、少々治安が悪くても関係ない、市内へのアクセスはいい、多くのゲイカップルが移り住んでる、当時の新聞で読んだ事があります。実際、個人売買で見つけたUrei1620もこの辺りに住んでるゲイカップルの家に引き取りに行った事があり、丘の上にある見事なビクトリアンハウスでバックヤードが裏口の階段降りて下、面白い作りの家でした。 ここ数年で立派なレジデントエリアになり、工場を改装したロフトも多い事からアーティストが移り住み、なかなか活気のあるエリアになってます。WORKSHOP RESIDENTSというお店もあり、まさにWORK&LIVE、生活環境の中でプロダクトを生み出す、そんなアーティスティクなお店でした。

で、腹ごしらえはPiccinoというカジュアルでモダンなレストラン

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内装も素敵

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サイドウォークテーブルもいいですね。

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ランチで行ったのでピザ、かりっとした生地にホームメイドソーセージがたっぷり!オニオンもたっぷり!ガーリックもたっぷり!美味しかった!

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すぐ近くにはアメリカンクラフトビールのパイオニア`ANCHOR BREWING`が!土曜日だったので全て閉まってましたが、行けただけで満足!

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Fwy101を挟んでPotreroHillに行くとHEATH CERAMICSがあります。もともと1940年代にサウサリート(ゴールデンゲートブリッジを渡った、昔からの高級住宅街)で創業したヒースセラミックス、やはりサンフランシスコの方が地元であります。大きな窯もあり、物流、お店、全てが1カ所にまとまった理想的な空間でした。お店も広々としてかっこよかった!特にキッチンのディスプレイにはやられますね、タイルも有名なので。

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