どの世界にも、その道を極めた人がいるわけで。
我々の世界だと、｀コレクター COLLECTOR`と呼ばれる方々がそうかなと。
ファッションの世界でも、日本のメンズカジュアルは世界的に見ても特殊かなと。
いわゆる｀トレンド｀ではなく｀コレクション｀の要素が強いような。
実際、自分の好みというか、スタイルというか、年々微妙な進化は遂げてるものの、１０代後半からほぼその中核というか、中心の部分は変わってないわけで。
良くも悪くも、ブレないというか、ブレようがない、たまにはブレたいが、ブレかたがわからない。展示会で毎回会う取引先様に｀ブレないですね〜｀と言われるが、それがどういう意味なのかよく分からない。
まぁ、そんな事はどうでもよくて、クラフト、特にアメリカやメキシコ、中南米の物で、本当に良いものは、もともと多く作られてなく、市場に出回る事が少ない、やはり、その道を極めたコレクターから直接買うのが一番なのです。そして、その人のテイストと自分の好みを擦り合わせ、物を通じて、その人の｀審美眼｀を勉強するのです。
おそらく、LAで一番、メキシコのフォークアートコレクターさんの家にお邪魔しました。あるある！ミュージアムピースが！う〜〜ん、欲しい、けど、全部が全部、売り物ではない。このお方、半分趣味で商売やられてるので、良いものが手に入れば、何かを売る、しばらく所有してから手放す、まさにコレクターのお手本のような方。
念願のマヌエルヒメネスの初期作品を譲っていただきました（少し無理言って。。）
物を集めるのは人との出会いが重要。商品にまつわる話を聞くのが大切。思い出に残る買い方、出会いが大事だと思います。
自分はコレクターというより｀セレクター｀に近いかな。いろんなテイストが気になるので。