現在開催中、うちのイベント、12月19日から30日まで
こちらのブログでも紹介していただいてます。業界に強い影響力を持つ方です。
ありがたいブログには、しっかりブログでお返し。写真を何枚か拝借させていただき、商品説明を加えたいと思います。
まず、6の由来、皆さんもうご存知かと思いますが6つの普遍的なelementから
SPORTS, MILITARY, ETHNIC, MARINE,WORK,SCHOOL
これはもう日本ファッション業界、カジュアルの基本中の基本かなと。芯がしっかりしてるのでブレませんね。メンズだとMARINEがOUTDOOR, SCHOOLがTRADITIONAL(TRAD)かな。マリンとスクールっていうのがレディースの可愛らしさを引き出してるような気がします。
今回、うちのイベントだとETHNICのエレメントが一番当てはまる。
民族としての誇り、伝統、そんな要素が強い、限りなくアートに近いクラフト達。
そして、実はMILITARYとWORKのエレメントもあるのです。`えっ、それはないでしょ`と思われるかもしれませんが、ラグのルーツでもある、サラッペ、昔のラグは糸が細く、ブランケットのような厚み、2枚あわせて、ブックマッチのように、真ん中から首を通し、腰でベルトやロープでウエストマークし、衣類として着用してました。もちろん、普段の仕事着として。標高が高く、乾燥してる大地では、ウール素材が最適。ベタつかず、寒暖差にも耐えれる。
そして、1846〜48年、米墨戦争が起こり、現在アメリカのテキサス州、カリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、ユタ州、コロラド州がメキシコからアメリカの領土になるのです。一方的なアメリカとの戦争にメキシコ側は戦力不足、サラッペやポンチョ、ソンブレロといったユニフォームで勇敢に戦う姿を見たヨーロッパからの白人達、すでにテキサスに入植してた彼らはのちにカウボーイとなる、現在アメリカのカウボーイファッションは米墨戦争のメキシコ兵のファッションにルーツがあります。馬に乗るのに最適なウエスタンブーツ、ホースブランケットを用いたポンチョ、道具としてのファッションはいつの時代もかっこいいものです。
そんなラグやラグベスト、デザインもいろいろ、民族的ルーツの象徴的なのがこちらの`カラコル` 4方向にうねりのあるデザイン、人は生まれ、成長し、死んで、また生きる、輪廻天性的な意味合いがあります。力強く、初めてオアハカラグを見たとき、衝撃を受けたデザインです。
フロントにカラコルを用いて、背中にLA VIDA MOVIEMNT、生と死を表す2つの対極なモチーフ、2トーンカラーが背中で交わります。
SOL DE OAXACA オアハカ太陽紋、1960年代、オアハカラグ黎明期のデザイン。
濱田庄司さんをはじめ、日本民藝の巨匠に愛されたデザイン。中心にモチーフがあるのはブックマッチでラグを作り、真ん中に首を通す、衣類として作られてた頃の名残り。絵画のような趣があります。
ミルエストレイヤ、1000の星、標高が高く乾燥してる大地、オアハカの夜空は黒ではなく濃紺、インディゴブルー、そんな夜空に輝くたくさんの星をイメージしたデザイン。
赤はcochineal、サボテンに着くカイガラムシ、えんじ色の語源になったえんじむし。唯一アレルギー反応の出ない食紅として、古くから重宝されてる。スペインがメキシコを植民地化した際、オアハカの特産品であるコチニールは貴族達の口紅として重宝された。
GRECA 先住民族サポテコ族の遺跡、ミトラに刻まれてるレリーフ、始まりもなく終わりもない、永遠に続く、そんな意味合い。天文学や数学に長けた民族、幾何学模様のバランスも素晴らしい。
ミルレイエス、1000のストライプ、約40色近い色を使い、1本づつ織り上げた、独自の色彩感覚、カラフルかつ細かい繊細さを持ち合わせたデザイン。
ペセ、フィッシュ、魚デザイン。高地に住む彼らにとって、貴重な海の食材、保存技術として塩漬けの魚、現在でも食材として一般的。そんな交易品として、昔はラグと交換してたとか。一見かわいいデザインですが、ほぼ曲線のみの非常に高度な技術を要するデザイン。
ディアマンテ&ユビア、太陽と雨、そして両サイドに大地(サボテン)5つのパネルになってて、オアハカの自然をモチーフにしたデザイン。
DOS CRUZ ダブルクロス。クロスデザインをさらに複雑にしたモチーフ。独自の色彩感覚が美しい。
先ほどのミルエストレイヤ。色目が変わると印象も変わる。
シンプルストライプ。1本づつ織り込んだストライプ、ミックス調にしたり、バックとフロントと幅を変えて、脇に継ぎ目がない、計算されたデザイン。
そしてROKUおすすめがこちら、La Tierra、The Earth 地球の大地、landscapeをイメージしたデザイン。1970年代頃のラグデザイン、ホリゾンタルなデザインをバーティカルにすることによって、独特なストライプ模様に。1点1点、ストライプの出方が異なる、なんとなく70年代のPRISMデザインを彷彿させる。特にレディースでおすすめ、ワンピースやニットの上から羽織るのが6スタイル?!
ラグやラグベストの他にも手刺繍がたくさん施されたキッズアイテムやバンダナなども用意してます。
期間中、ラグ、ラグベストをご購入いただいた方に、ブラックポータリーの動物たちをプレゼント。世界的にも珍しい黒い土、釉薬を使わず、磨いて光沢を出した天然の黒、独特の雰囲気が世界中のフォークアートコレクターたちに響いております。
商品ではないですが、接客の道具として、バイブル的な本もディスプレイ。
23日(金、祝)13:00〜18:00、店頭にてお待ちしてます。(トレンディエンジェルではございません)
初日、二日目と店頭に立たせていただきました。一部、ネットのニュースなどではネガティブなニュースでアパレル不振など、と言われておりますが、実際売れてるところは売れてるのです。現場を見て、自分の目が最終的には一番信用できるのだと思いました。
6の商品を中心に、ハイブランドをスパイス的に、広い店内にゆったりとした商品量、見やすく絞り込まれてる。売れてるからといってやりすぎない商品量が、かえって潔さを感じ、好感もてます。 季節的な事もありますが、年末年始、人に会う機会、お正月の晴着、ドレスアップというより晴着的なカジュアルアップ、そんな大人の女性にぴったりな6の服、男が好きな大人の女性服です、実際、店に立って実感しました。春夏の新商品も一部入荷しております。ぜひ、今週末は渋谷キャットストリートにお出かけください。