2017 北海道 鱒釣行 part 2

フライフィッシングへの強い憧れは昔からありました。大人の趣味というか、ルアーをやってからフライに辿りつく、勝手なイメージで、フライは難しい、ルアーがアメリカ式でフライはヨーロッパ式、など、敷居が高いイメージがありました。

自分に転機が訪れたのが、2016年5月、札幌South2West8でやったイベントでした。

27の時に会社を起こし、がむしゃらに働いてきた10数年、そのおかげで、うちらしさ、カリフォルニアやメキシコのクラフトたち、誰かに教わる事なく、自分なりに掘り下げていったら出会ったプロダクトたちを紹介できるイベント、そこで新たに出会ってしまったのです’テンカラ’という日本古来の釣りに。

ちょうど、お店がリニューアルし、奥に釣りコーナーができたタイミング、そのすぐ隣で設営させて頂き、接客させて頂いてた際、お香の良い香りが漂い、かなめさんの接客に耳を傾け、3日間、うちのイベントに全神経集中させてるのですが、どうしても、隣の空間が気になってしょうがない(笑)、授業に集中できない小学生の気分でした。なんかそわそわ、胸騒ぎがするのです。

それからは、もう皆様ご察しの通り(笑)、縁があって憧れのS2W8号にも乗せてもらえるし’テンカラ先生’こと、かなめさん、‘MR テンカラン’  こと店長ケントさん、ネペンテス公認?フィッシングアドバイザーこと南部さん、紅一点女性テンカラ師こと鵜野さん(実はトレランもプロ級)、実はこないだ、初めて’セミフライ’ というものを知るきっかけになった、かなずみさん、若手のホープ(みんな思ってると思う)小見くん、ほんと、釣りを通じて、素晴らしい出会いに感謝です。

初めて履いたSouth2West8 River walker stretch wader 

全員お揃いのウェーダー、買ってよかったと、実際使ってみて、思いました。他にレビュー書けるとこあれば、書きたい(笑)  前回、パタゴニアのウェーダーを使用しましたが、いわゆる一般的なウェーダー、普通に機能的です。今回のウェーダー、まずシルエットが良い、とにかく歩きやすい、入渓のストレスフリー、唯一の欠点は普段履けない(笑)  スパッツ式のストレッチウェーダーはありますが、かっこわるい。。やっぱ洋服屋として、パンツのシルエットは大切です。

そして初ミャク釣り! テンカラ&ミャク釣り(餌釣り)、共に日本古来の釣り方、実にシンプルで奥行きがある釣り、この2釣法を基本に、次のステージとしてフライフィッシングへのプロセスが自分なりの楽しみです。

師匠にマンツーマンでレクチャーを受けます。

暖かく見守ってくれるテンカラ先生

師匠たちの教えの成果!人生初ブラウン!しかも尺超え!

アメリカでトラウトといえばこのブラウントラウト、北海道では外来種でありネイティヴへの対応力が強く、パーマーク(斑点)が美しい。ヨセミテとかだと、その川で生まれたか、他で生まれ、稚魚で放流されたか、パーマークで判断できるそう。そういうのを釣りわけてみたい。

鱒には会いたいが、熊には会いたくない、熊が悪いんじゃないけど、人間の都合だけど、やっぱ怖い。。

熊に襲われたのか、鹿の死骸が、、まだ死後浅く、周りに毛もたくさん、、匂いもすごい。このような動物の死骸には近寄らないほうがいい(獣臭で熊が反応する)が、いいツノが落ちてないか、探してしまう。アメリカだと、熊鈴は効果がないと言われてて、もし熊とばったり遭遇した際は’Don’t touch my wife..’俺のワイフに手を出すな’ と、映画の様に言うのが良いらしい。。。大声で騒ぐのは逆効果、ボソボソっと、ドスのきいた声で話しかけるのが効果があるそうで、自分も、もし熊に遭遇した際、決めセリフを用意しておかないと。。。やっぱI’ll  be back… かな、make my day.. もすてがたい。

テンカラ先生のお気に入りポイントはテンカラが似合う川幅、カーブが続き、流れで深く掘られてるところに、岩魚が潜んでそうな、惜しくも釣れなかったが、あたり続き。

綺麗な自然の中にいると、それだけで心が豊かになる。自然を征服するのではなく、そこに溶け込む、鱒に会いたい、好きな人に会いたい、そんな気持ちで竿を出すと、会ってくれるのかも。。。

2回目の成人式を迎えたあたりから、2回目の思春期が始まりました。お相手は世界中の鱒さん(笑)

まっててね〜〜