都内に住んでるとなかなか気軽に`釣り`に行けませんね。。。。ですが、フライフィッシングの面白さって、実際の`釣り`だけじゃない`フライタイイング`も面白さの一つ
息子の夏休み自由研究テーマを一緒に考えてる時、まず`釣り`について、自然と向き合うのはどう?と提案。そしてヨセミテで実際釣りをして、とても楽しかったようで`毛針を作りたい!巻きたい!`と言い出したのがきっかけ。
自由研究って、ある程度、1〜2割ぐらいは親の手助けがないと、なかなか子供だけではうまくいかないもの。ならば、巻いてみるか、と、思い立ったが吉日、渋谷SANSUIでキットを購入、やっぱりまずは`エルクヘアカディス`からかなと。
初めて巻いてみた。なるほど、こういう構造になってたのか!昔、ルアーやってたころ、バルサ材で一度作ったことあったけど、そのルアーで釣れたことはなかった。。。腕もなかったし、下手なルアーだったし。
でも、毛針だと、時期やポイントでチャンスはありそうだ。自分で巻いた毛針で釣れた時のことを考えながら巻くのはとても楽しい。そして、フライタイイングは実際、アウトドアのフィールドにいなくても、その気分を味わいながらワクワクする、これは楽しい。頭の中で、想像しながら、どんどん世界が広がっていく、気持ちだけはヨセミテやヘンリーズフォークに行ってます。
コックハックル、フェザントテイル、フィニッシャー、エルクヘア、ビーズヘッド、ほとんど英語?横文字がメイン、覚えるのも楽しいし、子供にとっては英語の勉強?!にもなる。
自由研究もフライフィシング、タイイングと内容も充実、投資した甲斐あった?!
しかし、最初に毛針を考えた人は実にクリエイティブにあふれた人だなぁと。フライフィシングの発祥はイギリスだけど、アメリカに渡って進化し、世界中に広がった。そして日本古来、和式毛針`てんから`東北の各地にはその土地に古くから伝わる秘伝の毛針があるとか。その毛針をその土地で使う、なんともロマンチック。
そしてフライフィシングの楽しみにスタイル`ファッション`も。やはり、道具やスタイルにはこだわりたい。決して高価なものがいいというわけではなく、年代やディティールなど、同じ釣りをするならかっこよく。古いハンティングジャケットやフィッシングベストなど、機能性だけじゃないところもいい。やっぱルーツは`リバーランズスルーイット`かな。1920年代のモンタナ、UA栗野さんも絶賛?!
う〜〜ん、改めて、てんからやフライフィシング、これほど趣味性の高い、人生をかけて楽しめる釣りって、他にないかも。
実際巻いてて、フェザイントテイルやコックハックルを針に巻きつけた時、パラパラっと毛が広がる瞬間がたまらない。綺麗なマテリアル、羽を見つけた時、帽子、フェルトハットとかにつけたいなぁと思う。そうして羽付きの帽子が生まれたのかなと。フライタイイングの素材からファッションに結びつけるのがとても楽しい。
CDC、キュドカナール、脂分を多く含んだ水鳥の毛、いくら化学繊維が発達してもダウン素材にはかなわない理由がそこにあるのかも。人間も魚も同じ`生きてる`もの、天然の素材に惹かれる。寝袋も最高級品はダウン。防寒性があり、軽い、機能的な服、ダウンジャケットの素材にも科学の力はかなわない。毛針もダビング材とかで化繊をつかうが、やっぱメインは自然のもの、いろんなことを考えながら巻く毛針は魂がこもってます(笑)そんな毛針で釣れたら最高だな。
ロングヘアカディス(笑) 通常のカディスの倍の長さと毛量、増毛カディス、浮力は抜群、猛烈に魚にアピール。
ファッションも10代後半から四半世紀、好きなものが変わってない。デザイナーが一生懸命考えた服も良いけど、やっぱアウトドアやミリタリー、トラッド、スポーツなど、伝統的なものや必要から生まれたものが好き。ハンティングやフィッシングの要素がある服は大好物、そういうの着て、自分で巻いた毛針で、50オーバーのレインボーが釣れたら、死んでも良い(笑)
息子が巻いた毛針で釣らせてあげたいなぁー