ファッションに興味を持ち始めた頃、ちょうどインポートブーム、アメリカの商品に心奪われた10代後半、道具のような服に驚き感動しました。
特にフィルソン。パタゴニアやノースフェイスとは違う趣、100年以上の歴史があり、素材でアイテムを紹介するカタログにヤラレましたね。シェルタークロス、ティンクロス、ドライティンクロス、バージンウール、カバークロス、ラギットツイル、など、言葉の響も好きでした。
そして時は流れ、2012年8月、アメリカ、デトロイト、新興時計メーカー、シャイノラ社に買収、100年以上続いたフィルソンの歴史は一旦終わり、新たにシャイノラ社が舵取りになり、2013年から再スタートします。基本的なデザインは変らず、形や素材がよりファッションマーケットにフィットするようになりました。
ただ、個人的には2012年以前の方が好き。現行のマッキィノウクルーザー、シアトルフィットも持ってますし、洋服としての完成度は上がってますが、道具感が薄くなった感じがします。
ルアーフィッシングをやってた10代後半から20代前半、いつかフライフィッシングをやりたい、その時にフィルソンを着たいと思ってた自分に再会しました。ローカルなフィッシングショウをコツコツまわり、集めたModel 132. Foul Weatherな時にもゴキゲンになれるよう、オアハカ流カスタム。道具としての機能はしっかり、街中やフィールドでも映えるように、そんなベストが出来上がりました。
フィールドでもバッチリ。これはいけるな。