物が溢れてる世の中、価格以上の価値を見出せない商品は魅力ない。
少なくとも私自身はそう思います。フォークアート感のある物作りをしてる以上、どんな作り方で作られてるか?どこでどんな人が作ってるのか?気になりますよね?私自身がそうである様に、お取引先様も同様、以前からオアハカやメキシコ、中南米の物作りに興味を持って頂いてて、このタイミングでご一緒できたのがよかった。
7月は雨季なので染色の現場は期待してなかったのですが、ちょうど晴れの日が続いてて、素晴らしいインディゴ染めが確認できました! 今回`撮れ高`けっこう高めです。
やはり、洋服好きは`インディゴ`に惹かれる。どうやって、どの様に作られるか?!現場で確認できました。
そして伝えて行くことで、商品に価格以上の価値感、満足感が得られると、私自身は思います。幸い、テクノロジーの進化でこのブログやSNSで直接お客様や店舗スタッフの方々にご覧頂けるので、ほぼリアルタイムでダイレクトに伝わる。大事なツールだと思います。
実際のインディゴはインディゴの木を刈り取り、煮詰めて、絞って、乾燥させて、石の様に凝縮させたものを使います。色の濃さは元のウールの色や天日干しにする時間などで調節します。厳密に言えば、全く同じ色っていうのはできない(かなり近い色はできますが)、天然染色ならではの色の良さというか、バランスがあります。
そして今回、タイミングよく、2018秋冬発注分の生産現場に遭遇できました。作り手のスケジュールもあるので、現地で確認できれば良いけど、そこまで調整できないので、一応、この日程で行くよ、とは伝えてましたけど、まさか太陽紋ラグベストの織り現場を見れるとは思ってませんでした。物作りの現場、これから納品する商品の現場をお見せでき、ほんと良かったです。
色々、インスパイア源も見に行きましたよ。まんま取り入れるのではなく、デティールや色使いなど、落とし込めそうな要素はたくさんあります。
民芸品的なものより、日用品的なものに惹かれますね。うーん、やっぱレザーとシルバーは惹かれる。。。ビーズもいい。
ちょっと一杯。休憩がてら、モダンな空間へ。温暖な気候じゃないと、モダニズムは生まれない。空調いらず、開放的な空間。アメリカでもない、ヨーロッパでもない、中南米メキシコの独特なモダニズムに惹かれます。
テキーラも。3年以上、オークの樽でねかせた、アニエホ。チェイサーのサングリータに塩とチリ、そしてレモン果汁、ゆっくり、少しずつ、舌の上で味わいながら、飲みます。実に美味い。
ゆっくりですが、新しいスタイルとして、アメリカンカジュアルをベースに、メキシコや中南米のカルチャーが加わった、今までにないスタイル、世界観を作っていければと思います。
現地で買い付けした商品だけでじゃなく、しっかり作り込まれた商品もある。そしてそれらがどの様に作られてきたか?トラディショナルな物か?現代的にアレンジした物か?しっかりした生産背景がある、そんな商品が好きなんです。
買い付け、物作り、そして撮影、この3つのバランスが面白かった。
今回、一緒に行けて良かった!引き続きよろしくお願いします!