2018年10月19日
東京、広尾に新しいお店がオープンしました。
Charcoal Tokyo www.charcoal-ltd.co.jp
東京都港区南麻布4−2−48 MAビル1F
東京メトロ日比谷線 広尾駅 1番か2番出口から徒歩3分 外苑西通り沿い
Charcoal チャコール、黒でもなく白でもない、墨のような存在。炭のような便利さ。
オープンしたばっかりなのに、すでにそこに昔から存在してたかのような、安定感と存在感。
チャコールと聞いてまずイメージするのはチャコールグレー、オーナーであり昔からの先輩である、
板谷さんの色。墨黒のような、着古した、色あせたグレー。はい、大好きな色です。
板谷さんとの出会いは23年前のサンタフェ、当時LAに住んでて、1989年にスタートしたUnitedArrowsが当初重衣料中心で、バブル経済が終わり、カジュアルの時代が来ると、メンズ`BLUE LABEL `がスタートして間もない頃、アメリカ西海岸を中心に、アウトドアやジュエリーなどの買い付けを行うと聞いて、運転手兼通訳として呼ばれたのが始まり。
その時の板谷さんはポケットTにビンテージのブラックシャンブレーシャツ、軍パンにビルケンという、今でもさほど変わってないスタイルだった記憶がある。
そして、自分が本格的に、メーカーとして仕事を始めるきっかけになったのも板谷さん。コロラドのMADDEN(アウトドアバックメーカー)に出向き、80年代に使われてた白ベースにブルーのロゴで(UAもBLUE LABELだったので)別注の形を数型展開。ポッと出の自分にすぐ取引口座を開設してくれたのも板谷さん。RAW-TEXというブランドを手がけてらっしゃった頃、二人でコロラドやシアトルのビンテージショップやスリフトを、朝8時から夜9時まで、1週間ほど、移動しながら回ってて、食事するのも忘れて、ただひたすらビンテージのサンプルを追い求めてた時期もありました。
店長である武井さんとも同じ頃からの付き合い。当時、渋谷、確かパルコの裏ぐらいにワンルームマンションで暮らしてた武井さん、みんなで飲んで、自分は泊まるところがなかったので、そのまま武井さんの家に泊めてもらうことに。家に入ってびっくりしたのが、靴の量!天井までラッセルモカシンが積み重なってたのは驚いた。
それから色々ありました。今も昔も変わらないスタイルというか、生き方というか、ほんと、尊敬します。
そんな板谷さん、武井さんが手がけるCharcoal Tokyo, 壁一面に敷き詰められたポケットTeeからビッグブランドへ別注したこだわりの品々、、、悩ましい。。。アレもコレも欲しいものだらけ。。。ネット販売が始まったら、全国、いや、今だと全世界に広がっていくんだろうなと。
好きな事をしてる人って、輝いて見える。昨年末に、企業のトップまで上り詰めた板谷さんご本人の口から`やめて独立する`って聞いた時は、正直ビックリ仰天、でも、このオープニングパーティで思いましたね、人生1度きり、好きな事をやらないと。
お花も凄かった。。。なぜかエンジニアドガーメンツ大器さんのお花、大きいのが2つあった。
チャコールの7つのカテゴリー、コンセプトも興味深い。
まずは看板商品のポケットTee, 被る物(帽子、ハット、頭にのせる物)、巻く物(スカーフなど)、履く物、袋物、着る物(ユニフォームのような、セットアップになる服など)そして最後は`宝物`(個人的に全部に共通する事だと思います)
洋服屋のプロが手がけるお店、メンズ、レディースの垣根を超えて、日本のカジュアルウェアの根底というか、定番というか、これからどんな店に育っていくのか楽しみです。是非足を運んでみてください。
そして、グランドオープン10月19日は、偶然にも故 酒井さんの誕生日。もし、酒井さんがいれば、どうなってただろう、3人でスタートだったかもしれない、そんな思いを馳せながら、買い物した服を楽しんでます。