NO KICK NO LIFE 2014年2月11日 大田区総合体育館 通ってるジム`RIKIX`初主催のイベント。この日のメインで現役引退する`石井宏樹`選手、元ラジャナムダンスタジアム、スーパーライト級チャンピオン、400年以上あるムエタイの歴史において、外国人王者として初の防衛を果たした。タイ国技であるムエタイ、日本で言えば相撲の横綱、しかも選手層の厚いスーパーライト級、3度の防衛に成功、まさに日本の格闘技界を代表する選手です。 全て興味深いカードが出そろった今回のイベント、まずはジムでお世話になってる田中秀弥選手の試合
`カミソリエルボー`と言われるだけあって肘から膝、凄まじい戦いでした。相手もタフで倒れるかな?と思ったシーンも多々ありましたが、最終的に判定にもつれ込み3−0で勝利!お疲れ様でした!
続いては梅野源治VSポンサネーシットモンチャイ
いや〜〜こちらも凄まじい試合!!ムエタイは5ラウンド、両手、両脚、両膝、両肘の計8カ所を使って攻撃する、もともとムエタイの起源は戦争で相手を素手で倒す技、グローブを着用するようになり、競技としてのレベルも格段に上がり、世界中で繰り広げられるようになりました。特に首相撲(相手の首を両手でつかみ、振り子の要領で肘や膝をいれる)は接近戦で最も有利な戦い方と言われてます。でも肘は顔面が切れる事が多く、いくら有利に試合を運んでいても肘の1発でTKOされてしまう事もあり、K−1などテレビ向けの格闘技イベントは肘を禁止にしました。確かにテレビだと流血や逆転TKOなど、ムエタイを知らなければ`何?反則??`って感じになるのでわかりますが、やはり肘アリの方が見ててハラハラドキドキします。
結果は両者接戦の末、梅野選手の肘が見事に決まり、ポンサネー流血、それでも試合は続きましたが傷がひどくなり梅野選手のTKO勝ち。
この試合は肘なし5R、いや〜〜アンディの凄まじいコンビネーション!パンチからの膝やボディブローは世界のトップレベルです!
結果は、、驚きの緑川選手判定勝ち!この試合は正直、9割アンディサワーが絶対勝つな、、でも、緑川選手もタフなのでもしかしたら、、、と思ってたので試合を見てて判定がでるまで`ドロー`かな??、でもアンディにとってはアウェイなので決定的な有効打が欲しいところ、緑川選手も的確に攻撃をしかけてて、ラウンドによっては緑川選手がとったな、という場面も多々。。。緑川選手おめでとうございます!
そしていよいよメインイベント、石井宏樹VSゲーオフェアテックス!
煽り映像通り、凄い試合になりました!結果は、、石井宏樹選手KO負け、、引退試合とは思えない、壮絶な戦いでした。
いろんな選手がいます、デビューしてガンガン戦い、引退試合すらせず、引退していく選手が多い中、石井宏樹選手はどちらかといえば`大器晩成`型、4度に渡るムエタイ王座へのチャレンジ、その間、試合で内臓破裂という大けがを負いながらも諦めないで厳しい練習の末、勝ち取ったムエタイ王座、ここまでくるのも相当な道のりだったはず、なのに更なる上の目標`王座防衛`を3度も果たし、キックボクシング、ムエタイの歴史を塗り替えた人物。 引退試合もキックボクシング発祥の地、目黒ジムの伝統、`そのとき一番強い奴と戦う` ムエタイの怪物、ゲーオフェアテックス、正直対戦相手を聞いたとき、凄い試合になることは間違いないと思いました。
いままで、たくさんの感動を与えてくれ、初めてタイに行く機会も与えてくれ、ジムでは毎週お世話になり、本当にありがとう!そして現役生活お疲れ様でした!今後はキックボクシング、ムエタイ界の発展に貢献してくれる事でしょう!