ロスアンジェルスの南、オレンジカウンティ、１９９０年代から人口が増え続け、現在では空港もあり企業も本拠地をかまえたり、大学やサーフィンで有名なハンティントンビーチなど、ロスアンジェルスに経済的にも文化的にも、勝るとも劣らない、そんなオレンジカウンティの中心部、コスタメサ市にある有名なショッピングモール｀サウスコーストプラザ｀ 南カリフォルニア最大のショッピングモールで９０年代、エルメスやグッチ、ティファニーなどオレンジカウンティに住む富裕層の人たちがわざわざビバリーヒルズ ロデオドライブまで行かなくてもいい、１カ所で全てが揃う、などショッピングの聖地として日本からも観光客が多く訪れてました。現在でも多くの出店、高級感あるモールでさすがに日本人は少なくなりましたが中国人富裕層が多く、あの小籠包で有名なテンタイフォンも最近できとか。。。
そんなサウスコーストプラザに反抗するかのようにできたのがこちら
LAB MALL この場合、LaboratoryのLAB、実験モール
１９９３年にオープンした小規模コンセプトモールの先駆け、当時のアメリカは｀モールオブアメリカ｀などに代表される大規模モールが流行、巨大エンターテイメントショッピングモールで映画館やレストラン、遊園地など｀大きければいい｀見たいな風潮がありました。
LAから車を走らせ、４０５フリーウェイを南へ、BRISTOL STを降りて左に曲がればサウスコーストプラザ、ですが、右に曲がり反対方向へ行く事数分でLAB MALLへ。テナントはアーバンアウトフィッターズが最大であとは小さな個人商店レベルの店が６〜７店ほど、レストランが２件ほどで小さいながらもこだわりのある商品や集客で主に２０代をターゲットに`ANTI MALL`アンチモール（この場合だとサウスコーストプラザでしょうね）を掲げ、なんとなく９０年代のグランジロックのような、ANTI HOLLYWOODのにおいがぷんぷんしてました。
やはりロックな匂いは健在でモールのど真ん中にエアストリーム屋台、Vinalとカセットテープを売るお店があります。なかなか渋いセレクトです。
２００２年、LAB MALLの向かいに出来たのがこちら
CAMPモール ｀アウトドア｀ ｀ファミリー｀ ｀トラベル｀などをコンセプトにしてる、カリフォルニアらしい、オープンエアなモール。
正直、出来た頃は全然ピンとこなくて、LABモールの方がなんとなくかっこいい、ロックな匂いがしてて好きでしたが、パタゴニアやアークテリクスなどアウトドア物を扱うお店ができてからはどんどんかっこ良くなり、今ではレストランも充実（あのUMAMIバーガーもあります）、ヨガ教室やカフェもあり週末など駐車スペースがないぐらい（もともと小さいモールなので）とても人気があります。
パタゴニアに代表される９０年代のカウンターカルチャーがようやくメインストリームになったなと、そうなるとまた逆にカウンターカルチャーが生まれるのかなと、なんかいろいろ面白いです、やっぱりカリフォルニアは。
エアストリームのお花屋さん、ほとんど雨が降らないっていいですよね。。