鱒羅尾 

ようやく、非常事態宣言も解除され、少しづつ日常が戻り始めた今日この頃、取り置きを取りにネペンテス東京へ。

RTJ (River Trek Jacket)、新色グレー、いい色です。街でもフィールドでも活躍しそう。

やや厚手なので、11月天塩川アメマス狙いにちょうどいいかも。フードもしっかりしてます。このジャケットのお気に入りポイントは両サイドにあるハンドウォーマーポケット、ホッカイロを入れて、かじかんだ手を温めるのにちょうどいい。胸ポケットにはIphone,  すかさず撮影できる。前面にDカンがあるので、ニッパーやフォーセップなど、ひっかけるのに便利そう、などいろんな妄想をしながら、試着。

そして、謎のベールに包まれた竿`鱒羅尾` 最初聞いた時`鱒羅王`だと思ってました(笑)金剛がケンシロウなら次はラオウかと。で、王じゃなくて尾なんですね、ネーミングセンスにヤラレました。釣り上げた魚、真っ先に見るのが尾ビレ、立派な尾ビレには惚れ惚れします。

(写真はネペンテスHPからお借りしました。)

先日発売されて、とても気になってました。ようやく、実物と対面。

まず、最初の印象は、思ってたより軽い。愛用してる金剛3.6よりちょい重いぐらい、金剛4.5とほぼ同じぐらい。見た目、コルク部分が多いので重そうな雰囲気だが、そこは問題なさそう。仕舞寸法も金剛4.5とほぼ同じ、非常にコンパクト。

実際、伸ばしてみたところ、4.5M、7:3調子、しっかりとしたテンカラ竿の印象。のべ竿水郷5.4Mとは全く違う、バシバシ振りやすい。金剛4.5とも比べてみたが、大きな違いはグリップとバット、根元の太さが違う。そこはやはり多少、見た目の重さは感じるが、安心できる頑丈さも感じる、さすが大物をターゲットにしてるだけある。

金剛3.6の軽さ、振りやすさに慣れてしまってるせいか、片手でバシバシ打ち込んでいく、リズミカルな本来のテンカラをイメージすると、ちょっと違うような気もする。

一番気になるのは`ラインシステム` 今愛用してる金剛3.6にはいわゆるテンカラ用のレベルラインではなく、フライライン、DT3F、ダブルテーパーの3番、フローティングの両サイドの細くなってる部分をカットして、中央の太さが変わらない部分を竿と同じ長さ3.6M、ちょい長め4.6Mの2種類用意し、4〜5Xのティペット1ヒロ約1.5M、フィールドで使い分けてる。最初は竿と同じ長さが使いやすいが、魚の取り込みやキャスティングが慣れてくれば、やや長め、竿の1.5から2倍ぐらいのラインシステムがいい。流心よりも向こう側に届くし、フライをゆっくり流しやすい。フライラインもコーティングがいいやつは値段もするが、テンカラで使うのであれば、ガイドの滑りなど気にしなくてもいいので、一番入門編の安いもので十分。ちなみに師匠からもらったエアセルは調子良い。

そして、この竿を持った時、イメージしたのが`テンカラスペイ` 師匠曰く、金剛はあくまでテンカラ竿なので、重い番手のフライラインを使うとリリアン(先っちょの部分)に負担がかかるので、オススメは3番ぐらいとのこと、メーカー推奨というわけじゃないので、あくまで自己責任だが、今まで普通に使ってて、特に不具合はないです。

そして、鱒羅王、いや、鱒羅尾、これは片手でバシバシ振るのではなく、両手を使い、水面を使ってアンカーを打って投げる、スペイキャストが面白いんじゃないかと。今流行りのシングルスペイをさらにシンプルにした感じ。バックスペースもいらないし、いろんなフィールドで対応できる。

イメージしたラインシステムがシングルハンドの5〜6番やスイッチロッドの2〜3番

竿に対して2倍ぐらいの長さ、トータル8Mぐらい

まず、リリアンに直接つけるのはレベルラインかシューティングライン、OPSTのレーザーライン25LBぐらいを2Mほど

そしてシューティングヘッドはOPSTのコマンドヘッド、150か175Gの短いやつ、12フィートが出てるので、約3.6M

TIPは季節やフィールドに合わせて、フローティング、T-8、T-11の3種類で十分かも、こちらもOPSTから5フィートが出てるので、約1.5M

ティペットは1ヒロ、4〜3X、約1.5M

使うフライは夏場であればビッグドライフライ、テレストリアル、表層をスイングさせるのであれば、#6〜#8のダンケルドあたりの定番クラシックウェットフライ、ヒゲナガの季節はこれで釣りたい。

こんな感じのシステムで、本流で、セミダブルハンドで、テンカラでスイングさせて、大物が釣れた時。。。すごいやりとりが期待できそう。リールがないので、鱒とのやりとりがダイレクトに伝わる。竿を倒し、腰を落とし、岸に運んでいく、イメージはできるが、実際できるかどうか?やってみないとわからないし、そんなのが釣れるのも奇跡に近い。

鱒羅尾、欲しいなぁ〜 使ってみたいなぁ〜

店長山崎さん曰く`落ち着いたら、そのうち、北海道S2W8チームがバンバンレビューをあげてくれるから、それみてからでも遅くはないですよ`と、優しいお言葉。でもね、ファッションも釣りも同じ、欲しいとと思った時が買い時のような気がします。

ファッションは直感で良いですが、やっぱ道具はある程度、使い勝手を見てみたい。信用できるレビューが大事だと思います。

あー釣り行きたいな〜