COVID PANDEMICが世界を変えて1年が経った。
この1年、本当に大変だった。COVIDで、できなくなった事は多い。それはみなさんご存知の通り。。
気軽にフリーマーケットに行けない。。
気軽に海外に行けない。。検査検査、、そして指名手配犯のように政府からの追跡。。
が、COVIDでできるようになった事もある。
OAXACAの手仕事。
オアハカといえば、これといった産業がなく、主な収入源として観光業、農業、林業、漁業など。
先住民族の多いオアハカ、古くからの伝統工芸、手仕事の文化が今でも続き、お隣アメリカのコレクターや世界中のフォークアートコレクター達に注目されてる。そもそも、観光収入の一つとして、カラフルな民芸品、手仕事の商品が作られてたが、この1年、ほぼ観光客ゼロ、、作っても販路がない、、ホテルやレストランで働いてた人達はどうしてるんだろう?
聞くところによると、アメリカや他の土地で働いてた人達も仕事を失い、実家のあるオアハカに戻ってきた。家族の絆が強い人達、やっぱそうなるな。そして実家の農業や林業を手伝ってるらしい。
そこで、実家の手伝いをやりつつ、できる仕事、そう手仕事。
毎年、人気のある手刺繍Tシャツシリーズ。例年であれば、別注頂いた分や展示会でオーダー頂いた分を含め、400〜500枚のオーダーをする。約半年の生産期間でできる数量として、ちょうどいい数。
今年も入荷してきました。
え、?!いつもより早くないか? 日本に入荷したのはいつもより遅れてる。それは物流の問題。航空便が減ってるので、なかなか混載便が取れない。。ひとまず、メキシコシティの倉庫に入れ、そこから出荷する。
メキシコシティの倉庫に入荷が早い。
電話して聞いたところ`オアハカ手刺繍シンジゲート`ができたらしい(笑)
今まで他の仕事をしてた家族や親戚が、オアハカに戻り、また手仕事を再開。もともと技術があるので、手の仕事が早い早い(笑)そしてクオリティも上がってる!
`半年ぐらいの納期で、どれぐらい枚数できそう?`
`うーん、今だと`ミル`はいけるかな`
`えっ、、、ミル?!Mil ?! せ、セン?1000?!今までの倍?!`
`Si, No Problema`
嘘でしょ、手刺繍でこのクオリティだよ、、どんだけシンジゲートが発達してるねん。。みんな、すごい集中力だ。
恐るべし、オアハカの手仕事。ラグや染色も同様らしい。。恐ろしい(笑)
うちも、もっと販売できるよう、頑張らなければ!好きだからできるんですよね、この仕事。
あ〜〜早くオアハカ行きたいな〜 みんなに会いたいな。
新しいファミリーにも会いたい。
でも、今は無理かな。お世辞にもアメリカや日本に比べて、清潔とはいえない。。そしてオアハカには医療機関がほぼない、、高齢な方も多い。
`私自身、会えるのは嬉しいけど、おじいちゃんやおばあちゃんが心配かな`
`そしてあなた自身も心配だ`
その通り、外部から持ち込まれたら終わりだ。しっかりワクチンが浸透しないと、安心していけないかな、オアハカは。
その時まで、ちゃんと、手仕事が続き、クオリティが上がるよう、遠く離れた日本で頑張りますよー!