ジョンさんのオフィスで `濃ゆ〜〜い` 時間
メールや電話、オンラインでのミーティングを続けてきた訳ですが、やはり `会って話す` この時間はかけがえのないもの。
`百聞は一見にしかず`好きな言葉、まさにその通りです。幸い、この時期はCOVIDも落ち着いてて、気をつけながら、ミーティングできました。
2021年から始まる新たなプロジェクトについて、色々細かい部分を打ち合わせ。メールでのやり取りの数百倍、下手したら数千倍のスピード感(笑)リアルな臨場感、緊張感で気持ちも高揚! 無駄な会議や打ち合わせは必要ないですが、お互いの目標が一致した時のミーティングがこれほど大事なんだと、改めて実感しました。ビジネスはやはり`会って話す`ここが基本だと思います。その為の出張なんです。
ただ、大事な話って、以外にすぐまとまったりします。(笑)それはお互い事前にやり取りしてるから。最終仕上げで`会って話す`感じです。別に省いてもいいところかもしれませんが、そこが一番大事だと、個人的に思います。
こういうプロダクト、大好物です(笑)
こちらからはA16の歴史、カリフォルニア バックパックカルチャーの黎明期など、色々インタビュー形式で質問。
まず`あなた(ジョンさん)にとって、A16とは?`
Place to Go Brand, Inspire people go outdoor, Take adventure then people be inspire take care wilderness,
Don`t be stay, learn about place to go, Travel, keep it wild !
などなど、インタビューノートの殴り書きを整理してるので、文章的にはチグハグですが、要は`アウトドアやウィルダネス、アドベンチャーへのきっかけ`を作るのがA16だと。現状に満足せず、常にチャレンジ、じっとしてないで、旅に出よう!ワイルドに行こう!そのきっかけを作るのがA16の仕事。
なるほど、確かに自分もその一人、A16のおかげでヨセミテに行けた。
そして興味深かったのが`なぜカリフォルニアでバックパックカルチャーが生まれたのか?`
1830〜40年代、西部開拓時代が始まり、東部から人の流入が始まる。そして1846〜48年、米墨戦争でカリフォルニアがアメリカになり、1849年、ゴールドラッシュで一気に人口が膨れ上がる。その頃アウトドアといえば仕事、辛い開拓、ゴールドを求めて、農地を開拓するために、厳しい自然の中に身をおいてた。生きていくためにも、どちらかといえば自然は`敵`だった。野生動物たちも人間の暮らしを邪魔する`敵`として見ていた。
1900年代に入り、人々は便利な`CITY`都市を作り出す。街をつくり、住居を作り、インフラを整え、便利で快適な暮らしを始める。同じく1910年代、壊されされていく自然を守るために、ジョンミューアやヘンリーデビッドソローが立ち上がる。
そして第2次世界大戦、軍事産業が発達し、その流れて航空産業も発達する。ジョンさん曰く、エアクラフトチューブ、アルミの軽いチューブが60年代に入って民間に出回るようになり、軽くて丈夫なフレームが作れるようになった。そしてナイロン素材の登場でテントやバックパックなど、鉄の重たい物からアルミの軽くて丈夫な道具が作れるようになったのが大きな進歩。
自転車も同じく、今までの鉄の重たいフレームからアルミのフレームが登場し、ヨーロッパのブランドが主流だったロードバイクからアメリカのブランド、マウンテンバイクの誕生も同じくこの時期、同じカリフォルニアで生まれた。
確かに、重さは何かと不便なところがあります。自転車も同じく、軽い方がいいです。ただ、軽くて壊れやすいのはダメ、軽くて丈夫、そこが大事。
1960年代後半〜70年代、ベトナム戦争真っ只中、ヒッピーが都市を捨て、自然のなかにコミュニティを作る。その際、ホールアースカタログにより、生活必需品な道具たちを知る、そんな流れが大きなうねりとなり`バックパックカルチャー`を生み出していった。
なるほど、確かに時代の流れでいい道具が生まれ、みんなが気軽にアウトドアに出かけれるようになった。
だんだん話が盛り上がってきて、アーカイブルームに移動。ここはお宝の山。。。時間が足りない。。
綺麗に整理された古いカタログ。ヨセミテ El CapitanやJ.M.Tなど、まさに自分が憧れてる場所で当時撮影されてる、よだれが出ます。。。
これ、90年代、パタゴニアのネオンサイン!A16閉店後、店の中を覗くと、光ってたのを思い出した!なんか、すごく哀愁があった。
さらに話がエスカレートして、カリフォルニアのトレイル レクチャーが始まった!さすがMr Trail Boss !
アメリカ大陸、Lower 48 statesでもっとも低い場所ともっとも高い場所がカリフォルニア州に存在する。ハイシェラのトレイルはそこを歩く。ジョンさんのもっとも印象深いトレイルはやはり`ジョンミューアトレイル`
ジョンさん、初めてのバックパッキングは1968年、デスバレーからハイシェラまで、美しいカリフォルニアをこの足で歩いた、当時の思い出も語ってくれた。
なので、A16にはジョンミューアが多く登場します。
Wildernessってなんだろう?多分、これはいってみないとわからないし、人それぞれ、見解の違いがあるものだと思う。
ギフトで頂いた古いカタログたち、弊社の宝(笑)
アウトドアブランドの古いカタログって、夢が詰まってる。インターネットのない時代、周りに流されることなく、自分たちの良いと思ったプロダクトを使う、そんな純粋なセンスが詰まってる。
今思えば、このドア買っとけばよかった。。もちろん、置く場所ないけど。。このドアを開けると、そこにカルチャーがある。
最終目標的なプロダクトも手に入れてしまった。。。。これはヤバイ。年がら年中、こんなジャケットを売れる店がしたい。。もちろん、ウェブショップが理想、リアル店舗だとすぐ潰れるな、こんな偏った品揃えでは。。
多分、一番のめり込んでしまったのは、私自身かもしれない。あまり熱くなりすぎないように、あくまで取引先様やお客様が満足して頂けるように、進めいていかないと。
COVIDで何かとスムーズにいかないですが、地球温暖化が進まない、交通渋滞もなく、事故も少ない、空気が綺麗になる、いい部分もあります。人の動きが制限される事で、自然環境がよくなる事が皮肉にも判明してしまった。。
A16、アメリカ、特にサザンカリフォルニアでのファンは多い。一度、リセットしリスタートする。まさにスモールビジネスのお手本のような存在。今後の動きに要注意です。