都合のいい釣り人。

可能であれば、毎年、６月と１０月は北海道にいたい。できれば道北方面がいい。

今年もなんとか、イベントの合間、ねじ込むように、スケジュールを調整して、ローカルな玄関口へ。

今年、家族キャンプで訪れた道北地方、７月下旬から８月上旬、すごい暑さ、、キャンプ場も虫だらけ、、水温高く、水も少ない、釣りは全くダメだった。。

１０月、秋の釣りに期待が膨らみすぎた。。秋ヒゲナガのハッチははじまったかな？サーモンの遡上はどうかな？ピンクやオレンジのフライがいいなか？ヘッドの重さはどれぐらいがいいかな？どのポイントに入ろうかな？キャンプして温泉入って、なんて、妄想が膨らみすぎて、大変なことになってた。

期待度マックスで到着や否や、、、

どうも、雲行きが怪しい。。。昨日までのいい天気が一気に崩れた、、ちょうど今日から爆弾低気圧が発生し、近くの上川町で竜巻が発生し、電柱が折れたらしい。。電柱が折れるって、凄まじい映像をニュースで見た。。

羽田で飛行機乗る前も、もしかしたら、引き返すことになるかもしれない、、とアナウンスがあった。。。勘弁してくれ。。

はい、案の定、アマゾン川状態。。これじゃあ、魚たちがフライを見つけるのは不可能だわ。

ここもダメ。。何箇所かポイント回ってみたが、どこも同じだ。。

どうやら、自分は都合のいい釣り人だ。釣れないのは、天気、水温、濁り、のせいにする。挙げ句の果てに魚が減ったからと考える。地球温暖化でサーモンの遡上が減ってるので、それに伴うニジマスの食い気も減った。こんな激変する天候も、全ては温暖化のせい、炭素のせい、排気ガスのせい、そう、全部環境変動、ずべて自分だけじゃなく、人間全てが悪い。そう思えてくる。でも、、

こんなのが釣れちゃうと、全てリセットされる！嫌な記憶が全て吹っ飛んで、これからは地球温暖化について、できることからコツコツやろう！ゴミは絶対捨てない！思い出だけを持ち帰り、足跡だけを残す！生態系を変えてはいけないから、ウェーディングの際、フェルトソールはやめて、ビブラムソールのブーツにしよう！など、またこれも自分に都合のいい事しか考えなくなる。ほんと、つくづく都合のいい釣り人だと思う。

釣りって、一度釣れたら、やめられなくなる。初めて行って、釣れなかったら、やめるのも簡単。釣れないのが続いた方が、飽きてくるけど、一度釣れてしまうと、これが厄介なことで、どんどん深みにハマっていく。多分、やめられないと思う、もうすでにそうなってしまってると思います。北海道の釣りは病みつきになる、移動も楽しい。

夜中に大雨、明け方まで続く、、との予報にビビり、テント貼るのをためらってたところ、なにげに田舎町を流してると、なんか、ビビッときた旅館、民宿を発見。飛び込みでいくと、快く迎えてくださり、１泊２食付きで泊まる。まぁ、この値段だし、雨風凌げればいいか、ぐらいの気持ちで泊まったら、ここが大正解！食事がうまい！オホーツク海から近いので、ホタテの刺身、ホッケ、焼肉、など地産地消の食事がたまらない。観光客向けというより、地元の人や工事関係の人が泊まる感じだけど、ここはまた来たいと思う。いい宿見つけた。やっぱ、畳に布団はいいね。簡易な宿だけど、清潔感があって心地よかった。