Tom Killion 2022SS, Priority Sales at JS

2022 Spring Summer デリバリー、トムキリオンの新作が店頭に並びました。

これら新作Tシャツは全てジャーナルスタンダード様 先行販売になります。ジャーナルスタンダード様は数年前、トムキリオンの作品をTシャツに落とし込む際、一番最初にオファーして頂き、そこからずっと取り扱っていただいてます。版画の販売もイベントで好評、顧客様にもファンが多いと聞いており、今回の新作、昨今のアウトドアブームに一石を投じる、バックパックカルチャーを感じるコレクションです。

HIGH SIERRA OF CALIFORNIA

SIERRAとはスペイン語で山脈、ヨセミテ国立公園やジョンミューアトレイルを中心としたシェラネバダ山脈`カリフォルニアの屋根`と呼ばれるこのエリアをハイシェラと呼びます。

トムキリオン、ゲーリースナイダー、両者の作品がこの1冊に。初めてこの本をシティライツブックストアで見た時、衝撃が走りました。これは絶対ファッションに落とし込みたい!そんな気持ちからトムにコンタクト

コロナ禍でもしっかり会ってミーティング。超一流アーティストらしさが伝わる。

ハイシェラマップ。トム直筆のスケッチ、ヨセミテからホイットニーまで、ハイシェラループトレイル、ジョンミューアトレイルがスケッチされてます。

そして、ハイシェラの聖地といえばヨセミテ ナショナルパーク

素晴らしい。。。ため息が出ます。ヨセミテバレーは最も有名なビューポイントであるグレイシャーポイントから見た、奥にハーフドーム、手前にヨセミテアッパーフォールも見えます。ウッドカービング、版画独自の細かい線が素晴らしい。

そしてヨセミテアッパーフォール。ちょうど4〜5月、雪解けの力強い滝が描かれてますね。冬は水がなく、夏は水量も少ない、滝は4〜5月が見頃。

Tシャツは全てUSヘインズのビーフィーボディ、アメリカンコットンを使用し、カリブ海の島国、ハイチで縫製。プリント前に一度洗いをかけ、縮ませて、ややボックス型のシルエット。そこに繊細な版画プリントを施しました。

ヨセミテに行って、唯一後悔した事`なんでもっと早く行かなかったんだろう。。`それほど素晴らしく、2年連続で夏に行きました。ヨセミテにはいろんな楽しみ方があります。有名なのはやはりロッククライミングやトレッキング。ボルダリングも盛んで、パタゴニアの創始者、イヴォンがハマったのも有名な話。花崗岩がメインのヨセミテ、数億年前、シェラネバダ山脈が隆起する際、断層から海水が入り、マグマが冷やされてできたのがエルキャピタンやハーフドームなど、独特な形をした1枚岩。長い年月をかけ、氷河が削り取り、手触りが良く、クライマーに人気。特にエルキャピタンは1日で登頂できないので、夜になるとポツポツと、蛍のように、クライマーが壁に貼り付いてキャンプしてる。眺めるのも楽しい。自分ではとてもじゃないけど無理(笑)

トレッキングはデイハイクはもちろん、パーミット(ウィルダネスにはいる人数を制限するために許可いる)を取った、キャンプしながらのハイキング。ジョンミューアトレイルを歩き、ハーフドームを目指す、次回は1泊2日ぐらいで行きたいと思ってる。

そして個人的にはやはり`釣り`

花崗岩がゴロゴロしてる、マーセドリバー水系、レインボートラウト発祥の地。本場のトラウトは小ぶりでも引が強い。ドライフライにアタックしてくる姿はたまらない。そして景色が素晴らしい。人工的な建造物が一才視界に入らない。なんでこんなところに堰堤?みたいなことがない。程よいプールがあり、ポイント選びにも困らない。子供でも素人でもしっかり釣れる。まさにテンカラ天国。ロック(岩)とウォーター(水)、そしてトラウト(魚)これだけ岩だらけだと、ほんと、いろんなところに生息できる。太古の昔、氷河が削り取った地層が素晴らしい。

話が逸れてしまったのですが、やはりこれ`ジャイアントセコイア`ヨセミテの隣、セコイアナショナルパーク、樹齢2000年を超える巨木、木に魂が宿ると考える、我々日本人にはとても感慨深い。トムやゲーリーも同じ、東洋思想から、自然を大事に撮られる。セコイアの子供がいるのも素晴らしい。

バックパックカルチャー発祥の地であるカリフォルニア。ノースフェイスやパタゴニアがヨセミテのイメージを大事にブランドに落とし込んでるのもよくわかる。それほど、素晴らしいところなのです。

バレーにあるアンセルアダムスギャラリーにはトムの作品も販売

Tシャツだけでなく、版画も販売したいが、本国アメリカで人気なので、なかなかこっちに回ってこない。。

1枚のTシャツがきっかけで、旅に出る。カリフォルニアバックパックカルチャーを感じてください。