FREEWHEEL BIKE SHOP フリーウィールバイクショップ。サンフランシスコで2店舗、1978年から続く老舗バイクショップ。ゴールデンゲートパーク近く、HAYES Stにある店舗はあの`MASH`メンバー達や地元ピスト乗り達が集まる、ハードコアなイメージのお店、だけどスタッフは皆フレンドリーで商品知識も豊富。うちでもTシャツ等を展開させてもらってます。
お店の外観
店内。スッキリして片付いたショップも素敵ですが、個人的にはこんな感じでごちゃごちゃっとした、何か掘り出し物が出てきそうな?!お店の歴史を感じれる、無造作に置かれてるものも何かちゃんと意味がありそうな、そんな雰囲気が好きです。
BBQ買い出し。自転車に箱、カーゴバイクの基本ですね。
FreeWheel Crew のみんなとレースチームのみんな。営業時間が終わればハッピーアワー、ビールタイム(笑)
Daylight Saving Time (DST)、デイライト セービング タイム、サマータイムとも言いますが正式にはDST、いわゆる夏時間ですね。アメリカ、特に西海岸の夏、感覚的には5月第4週のメモリアルデーから9月第1週のレーバーデーまで、学校によって多少違いはありますがだいたいこの期間が夏休み。小さい頃から6月上旬と言えば夏が始まったばかり!夏休みが始まった!なんとも心が躍る、そんな時期です。日本で言えば7月10日前後でしょうね、梅雨が明けてようやく夏らしい天気になってきた、ビールが美味い!枝豆の季節!もうすぐ夏休み!プールや海に行きたくなる季節です。
そしてこのDST、1時間、時間をずらすことによって日照時間を節約できる、まさにDaylight Savingです。3月の第2週日曜日の夜中、AM2:00になると1:00AMに、そして10月最後の週、ハロウィンの時期の日曜日AM1:00から2:00AMへ、なんとも合理的な習慣だと思います。
日本でも1948年、連合軍によって夏時間は導入され1952年まで4シーズンありました。ですが時間に正確な日本人気質には合わなかったみたいです。。。
1995年にも夏時間導入の話題が国会で出てるし、実際、北海道など夏時間を導入してる自治体もあるそうですがまだまだ一般的ではないです。1時間長くなると残業したり、早く帰っても家での冷房代がかかる、コンピュータシステムのトラブル、などの理由で賛成派より反対派の方が少し上回ったとか。
しかし、東日本大震災の影響で節電や企業の残業廃止の傾向などから見て、夏時間の導入は合理的な方法かと思います。日の明るいうちに仕事を終えて、まっすぐ帰って家族との時間を楽しむのもよし、仲間と一杯やって帰るのもよし、じっくり買物にいくのもよし、ジムなど自分の為に時間をつかうのもよし、いろんな意味で経済効果がよくなるような感じがするんですけどね。コンピューターシステムも昔の物と比べ物にならないほど発達してますし、実際Iphoneなんて気がつけば現地の時間になってますし、システムのトラブルは今の世の中だと気にならないでしょうね。
そんな夏の始まり、お店の裏にある素敵なバックヤードでBBQ ! といってもハンバーガーとホットドック、コーンの簡単な物。軽食程度のノリでした(まあ、この後ナイトライドにいくので当たり前ですが。。) BBQと言えば色々仕込んだり、準備したり、なんか特別な感覚がありますが、アメリカだと日常的な、ほんとお弁当を食べるぐらいの感覚なんでしょうね、常にやってるので特別なものじゃなくて、普通に食事をするのと変わらないんです。
仲間と外で食事するのは何食べても美味しいですね!
バイクショップなので工具類はたくさんあります。ハンバーガーを作る際`ちゃんとグリース(自転車のパーツにつける潤滑油、緑色)塗ってよ!`とジョーク飛ばすと`おお、それはナイスアイディア!喉越しがよくなるね!`と、ちゃんとボケてくれる、流石アメリカ人、こういうくだらないジョークが大好きな人たちが大好きです(笑)
物静かな彼ですが、サンフランシスコバイクカルチャーの生き字引的な存在。半年ほど前に初めての子供が生まれ親バカっぷりを発揮してます(笑)現地のローカルな子育て事情を聞くのがこれから楽しみです。
7:00PMから始まったハッピーアワー&BBQ、日が傾いた8:30PMぐらいから皆なにやら用意を始めます。毎週木曜日、近くのゴールデンゲートパーク、たくさんあるハイキングコース、ハイカー達がいなくなる夜、そんなシングルトラックをナイトライド!一緒にいかないか?!とカルロスに誘われて即決!初めてのナイトライドがゴールデンゲートパーク、しかもFreeWheelのライダー達と一緒!ついていけるかどうか、心配でしたが`いつもと違う、優しいコースだよ、それに俺の格好もこんなんだし`とカルロス、いや〜〜楽しみです!
カリフォルニア サンタクルス ローカルフレームビルダー HUNTER BIKE。日本では見た事ないです。細部まで凝った作りがハンドメイド感たっぷりです。クロモリスチールのシクロクロスっていうのがサンフランシスコっぽいなと。
そしてブレーキはPAUL、アルミ削りだしの美しいパーツをつくる、こちらもカリフォルニア チコのローカルです。FREEWHEELチームのスポンサーでもあります。パーツやフレームの話をしててよく`シマノやスラムのF○CKinなんとかとか、ここでいうF○CKは悪い意味ではなく性能や品質が良すぎて(軽量すぎて)強度がイマイチ、メンテナンスで力を入れると壊れるとか、ハードな走りをするとダメだとか、優等生すぎてダメ、グレードが良すぎて(価格が高すぎて)ダメ、あくまで日常の足に耐える強度じゃないと。なるほど、最新の物が最良という訳ではなく、自分にあったパーツ、フレームじゃないと、彼等の言う事は説得力があります。価格やグレードが高けりゃ良いっ、て訳ではないのです、自分のスタイル(ライディング)に合ってるかどうかなんです。
こんな古いGARY FISHERも現役バリバリです。クロモリスチールのリジットフォーク&ハードティルフレーム、嬉しくなります。
そして日が暮れた9:00PM、シューズを履き替え、ヘルメットをかぶり、ライトを装着していざゴールデンゲートパークへ!!
はい、ここまではよかったです。。。これから先は自分のレベルの低さを思い知らされました。。まず、真っ暗で何も見えないです。。ライトの光だけが頼りですが、チーム最後尾、埃と砂で何も見えません。。 シングルトラックがこんなに怖いとは。。先のカルロスの言葉は嘘です。。みんな飛んだりはねたり、プロDVDで観る光景です。。
なんとかポケットに入ってたIphoneで撮った1枚です。真っ暗です。出発の際、色々写真を撮ろうと思い、カメラを持っていこうとしたのですが`絶対やめとけ`とみんなから言われた理由がわかりました。。それどころじゃないのです、ついていくのがやっとで、右も左もわかりませんし、置いてかれたらまず戻る事ができません。。必死の思いでついていきました。
途中、下りのコーナーで曲がりきれず木に衝突、、借り物のバイクは無事でしたが膝と指をやってしまいました。1時間ほど走ったところで気持ちが折れ、スタミナが切れてリタイヤ、、カルロスと一緒に戻りました。 他のメンバーはゴールデンゲートパークをぐるりと1周して戻るそうで、夜中12時ぐらいまで走ってるそうです。。あのスピードであの暗闇を走り抜けるとは、、凄いとしか言いようがないです。
チームの主要メンバーは皆25〜28歳ぐらい、一番成熟した頃のライダーなのでついていけなくて当たり前だよ、と、カルロス君、、、慰めてくれるのは嬉しいけど、先に言ってよと、、(笑)
近所にあんなコースがあり、夜中、闇の中走ってれば感覚も研ぎすまされ技術も上達するわなと、サンフランシスコのど真ん中にあるゴールデンゲートパーク、日中は人が多いが夜中や早朝に、人がいないときにこういう使われ方をしてるのだと、改めて`真剣に遊ぶ`事の大切さを教わりました(笑)
帰国後、指の腫れが収まらないので仕方なしに病院に、、レントゲンの結果`剥離骨折`全治2か月でした。。。中指が曲がりません、立てとけってことでしょうか?(笑)皆さんもナイトライドには注意しましょう(笑)