２０１６年 あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
今年の目標｀CRAFT クラフトの飛翔｀ うちのすぐ近所、朝走るランニングコースにある１９９４年 利根山光人作 ｀飛翔｀ カラフルなタイルのモザイク画、いかにも飛立ちそうな躍動感、ここの角を曲がるたびに走ってて元気が出る、そんな力のある作品。
そして今年のバイブル３冊
メキシコの民芸、世界の民芸、MAGIC OF A PEOPLE
歴史的にも大変貴重な３冊、メキシコや中南米のクラフトを語る上では絶対はずせない３冊。
インターネットの情報も大事ですが、やはり当時の書籍にはかないません。この３冊は作ってる人が凄い、利根山光人、濱田庄司、外村吉之介、芹沢銈介、アレクサンダージラルド、チャールズイームズ、日本とアメリカ、１９５０〜７０年代に活躍された方たち。
利根山光人さんについては、いろいろリサーチ中、１９２１年東京生まれ、画家として活躍、戦後、１９５０年代、大学の講義でたまたま訪れたメキシコで民芸の世界に触れて魅了され、長年にわたり調査を進め、メキシコ各地の民芸を蒐集、昭和４７年、１９７２年｀メキシコの民芸｀を出版、ちょうど同じ頃、昭和４５年１９７０年、１月から昭和４６年１９７１年１２月、週刊朝日に連載されてた｀世界の民芸｀が本として出版、民芸品がとても人気があり、活発だった頃、上質な世界のクラフトたちが紹介されてます。
MAGIC OF PEOPLEは１９６８年、アレクサンダージラードが集めた中南米のクラフトたちをチャールズイームズが撮影した本、時代背景からこの３冊は共通する点が多いのです。
利根山光人さんについては、１９２１−９４年没、画家、ディエゴリベラ、シケイロス、オロスコ、など１９６０年代、メキシコの壁画運動に影響を受け、情熱的な作品を制作。アトリエを構えた岩手県北上市に利根山光人記念美術館があります。東京世田谷、自宅の庭に別棟を建て、そこをメキシコ民芸雑貨店にしてたとか！目利きが直接仕入れてきたクラフトたちが買える店！どんな店だったか、非常に興味があります！当時を知る人たちと出会えれば嬉しいです。
メキシコの民芸、１９６０〜７０年代頃、非常に上質なクラフトが多数、資料的にも美術的にも価値のある本です。
世界の民芸、いろんな国のものがありますが、個人的に興味があるのはメキシコや中南米のもの、濱田庄司さんが買い集めたものが気になります。
この３冊を教科書、参考書としながら、クラフトを掘り下げていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。