ファッションとは体験すること(前編)

 

 

2017年1月2日、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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うちのブログ、いがいと読んでくれてる人が多い(笑)ありがとうございます!今年も不定期ですが、気が向いたときに、アップしたいと思います。よろしくお願いします。

毎年、年頭に目標を決めて、それを実行するために1年を頑張るのですが、ここ4〜5年、ほぼ同じことを思い、目標にしてます。

ちょうど1年前の今頃、こんなブログを2記事、書きました。結構気合入れて、思い入れも強く書いたので、毎年、年末年始に読み返してます。

そして、昨年末、UA栗野さん記事 を読んで、再確認。今後、ファッション業界のみならず、小売業、卸売業、いわゆる生活必需品ではない、どちらかといえば嗜好品を売る業界全てに言えるのは`お客様と体験を共有する力=接客力`だと思います。

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1995年から2005年の10年間ぐらい、洋服屋のバブル期だったと思います。右から左へ、黙ってても商品が売れた時代、今思えば、情報も少なかったし、いろんな間違った情報も飛び交ってた、それを正すことも、否定することもなかった、 自分の勘、センスを信じて動くしかなかった、そんな人間がたくさんいたのでぶつかることもあったし、よく喧嘩もしました(笑)今思えば情熱だけで動いてて、それがまかり通ってた時代でした。

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2017年の今、昔と決定的に違うのは、情報の多さ、速さ、そして人口の違い。今の30代40代が10代20代だった頃、1970年代生まれ、1995〜2005年ぐらい、ピラミッドの形で、購買層の人口がとても多かったし、物も情報も少なかった、売り手市場だったわけで。今は逆三角形、30、40代にくらべ、10、20代の人口が少ない、すでに物も情報も多い時代に生まれ育った世代はスマートですよ、物事を冷静に観れる、いわゆる`洋服バカ`が少ないんじゃないかな?!、給料全部服につぎ込む奴とか、そういうバカが少ないと思います。他に選択肢も多いし、安くて良い服いっぱいあるし、わざわざ探さなくてもSNSで情報キャッチできるし、多くの選択肢から選ぶセンスがあるのは今の10〜20代だと思います。

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ただ、その10〜20代の人口が30〜40代の人口に比べ、圧倒的に少ないのが問題だと、、昔のショップスタッフで結婚してるのは店長さんぐらい、みんな独身だった。今の店は結婚してるスタッフ、子供がいるスタッフ、が多い、やっぱり世代のボリュームが違うんだなと。

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今後、ユナイテッドアローズみたいに、ビームスから派生して生まれた、メガトン級の会社が誕生する確率は低いかも、、やはり購買層の人口減は誰にもコントロールできない、じゃあ、今後、どういう方向性でいけば良いのか?!自分なりに考えた答え`ファッションとは体験すること`です。

後編に続く