本音と建前とオアハカ のタイダイTee

東京もようやく非常事態宣言が解除され、徐々に日常が戻ってきた感じがします。

先日、どうしても、お店に行きたくなり、街を歩きたくなり、平日の人が少なそうな時間帯を狙って、表参道〜渋谷方面へ。久しぶりに乗る電車にやや緊張しました。でも、至って普通なんですよね、みんながマスクしてる以外は。

本音と建前、よく聞く、使う言葉ですが、改めてその意味がわかったような気がします。

日本人独特の文化というか、礼儀正しく、真面目な国民性が、コロナウィルスの収束に繋がってる気もしますし、政府をダメにしてる気もします。官と民、この関係を改めて見直す良い機会にもなりました。

海外の取引先との交渉では、建前を出したらアウト、言葉が違うので、すぐ見透かされます。本音でぶつかり合わなければいけません。自分は組織に属してる訳じゃないので、ほぼ本音で勝負してます。なのでSNSでオフィシャルとプライベートの使い分けができません(笑)

まぁ、お店に行きたかった、ただそれだけ、それが本音。みんなそう思ってるはず。

やっぱリアルは最高!スマホの画面は見飽きた。

シーズン的に、4、5月がクローズしてたので、時期的に売り逃がしてしまった感はありますが、そこは全国共通なので、これからが勝負だと思います。良いものは売れる、そう信じて。

そして、お店のスタッフさんと話して、別注タイダイ好評との事!嬉しいですね、攻めたカラーコンビもいがいと受け入れられてる。今年はタイダイの当たり年、リモートワークでタイダイ着てると、画面上で目立って良い、そんな声も聞こえてきます。

JS 別注OAXACA バックスカルタイダイ。タイダイの本場、アメリカで染めたボディをオアハカ に送り、ハンド刺繍を施しました。同じタイダイでも染め粉や水の違いから、日本で染めたものはなんとなく、上品な感じというか`絞り染`であり`タイダイ`ではないような気がします。お世話になってる日本の染工場の方も言われてましたが、良くも悪くも、アメリカのタイダイは色落ちするが、水や染め粉が違うので、少ない回数の染めでハッキリした色合いが出る、そして洗い込んでいくと、良い風合いになる。1970年代、サイケデリックカルチャーで生まれたタイダイ、色彩やパターン重視でいくと、アメリカでの染めになる気がします。そこに、オアハカ の手刺繍。70年代バックパックで旅に出た、タイダイ着てた人が現地で刺繍入れてもらったらこんな感じになったTシャツ。フロントはシンプルにDia De Muertos とはDay Of The Deadのスペイン語、死者の日、現地のカルチャーを刺繍アーティストによる独特なデザイン、背中のスカルはなんとも言えない、コミカルな雰囲気もするし、歴史のあるカルチャーを背負ってる感じもします。

そしてSierra Norte、ハチドリはフロント、ベナードはバック、オアハカ の大自然、シェラノルテ に生息する動物たちを現地の色彩感覚で手刺繍入れてもらったら、こんな感じになりました。カラフルに彩られた動物たち、アウトドア、自然への憧れが強く出てます。

共にこれからの季節、オススメです。旅に出たくなります。

他にも、シャンブレーシャツやBDU ジャケットなど、ワークやミリタリーアイテムに刺繍やクラフト感を施したアイテムがオアハカ の特徴。1970年代のバックパックカルチャーに憧れがあり、そんなイメージをファッションに落とし込みたくて、色々物作りしてます。建前も大事ですが、やっぱ本音は`旅に出たい`せめて気分、ファッションだけでも楽しみたいです。

直接、スタッフの方と話すと、いろんな情報を得れますね。衝撃的だったのは、新しい接客スタイル。テクノロジーをうまく使い、お客様の不安を取り除く。お店も街も、思ってたより人が多く、商売していくうえで安心した反面、第2波、3波、の危険性もある。ただ、生きて行かないといけない、経済を回して行くには? 色々答えはありますね、この店には。さずがJournal Standard,  ジャーナルなスタンダードを追求する店、いろんな意味で、行動が早いわ。

そして、この時期、街中で買い物してる人たちの目が鋭い、みんなマスクしてるので、目だけしか見えないせいもありますが、目的を持って、短時間でスパッと買い物しにきてる人たちの目力は鋭い。いい意味で刺激的な視線を感じましたね。ウイルスという危険と背中合わせの中、自分の欲求に素直に生きる、そこに自分は感化されました。

あと、お店のレジに置いてあるシールド、そこまで完璧じゃないのですが、やはり、やらなければいけないという建前。ちょっと微笑ましく見えたのは自分だけでしょうか(笑) シールドの内側にいるお店の人を見てると、海外の両替所を思い出しました。

うちができること、ちゃんとオンラインで接客、商品紹介、当たり前のことをコツコツやるしかないですね。

引き続きよろしくお願いします。

あ〜〜イベントしたい。。