2020秋冬、楽しみにしてたシャツが入荷しました!!
Gran Herradura ` POLY-SUEDE ` Vaquero Shirts. HOBO-SUEDE ポリスウェード ほぼスウェード!
ジャーナルスタンダード エクスクルーシブ!
品番:20-011-610-0163-3-0 001 Black, 028 Beige, 803 M, 804 L, 805 XL
正直、パンデミックコロナじゃなければ、できなかったかもしれない。。そんなシャツ。コロナで工場生産ラインに空きができ、短期間で新しい事ができた。以前、現地に出向き、信頼関係があったからこそ、できた。よかった。
2020年3月上旬、秋冬展示会、バイヤー山口様ご来社、商談の際、すでにあるサンプルを進化させる別注の話を頂いた。
世の中、コロナが出だした頃。
`すぐにおさまるでしょ、インフルエンザ程度、1〜2週間もすれば普通になるんじゃない?`
そんな軽い気持ちだった。
オーダーを集計し、4月にオーダーする際、現地に行って、サイズ感や生地感を確認する。
いつもの`行けばわかるさ、行けばなんとかなるさ`の心構え。
が、毎日のように状況が変わる、、世界が大変な事になっていく、、パンデミックコロナ、これじゃ、オーダーも危ない。。
まず最初に、ものづくり、企画する際、メニューというか、こだわりのポイントというか、お品書きみたいなものを作る。
だいたい、1アイテム5〜8項目ぐらい。このシャツ、本来、ウエスタンヨークに使う、補強やアクセント素材。メインに使う素材ではないPOLY-SUEDE ポリスウェード。なぜかというと、厚みが出るし、温暖な気候の土地ではそこまで防寒目的なものはいらない、普段縫い慣れてる素材の方がいい。逆転の発想で、そのアクセント素材をメインに使う。そうなると、いろんな弊害がおこる。まず、1、かるさ 2、かたさ 3、着心地、これは洋服として最低限の事、そして4、本物感、これが意外と重要というか、せっかく専門ファクトリーで作るのに、これが出ないと意味がない。
サンプルのポリスウェードスワッチ、小さな生地はあるが、どうしても全体の質感、かるさ、かたさ、大きな生地みないとわからない部分は多い。。。
ポリエステル素材なので、懸念したのが`ケミカル感`ビニールレザーのような無駄な艶、石油感、はあまり好きじゃない。
専門ファクトーの持つ雰囲気、良さを引き出したい。
いちばん気にしたのが`軽さ`やはりシャツは軽快な感じ、アウターではない、3シーズン着れるのが理想。
生地の特性上、伸縮性がないので、やはり裏地は総張りが必要、そうなると重さ、アームホールの動かしやすさ、などパターンの調整も必要。
コロナで現地工場も稼働率が少ない、まして、今まで作ったことのないシャツ。
そこにチャレンジする、遠く海を挟んだ国からのテレワーク。毎日電話、メール、距離はあるが、なんかすごく近く感じた。
さて、裏方話は置いといて、ちゃんとシャツの良さを伝えたい。
1、質感 これはぜひ触ってみてほしい。ケミカル感はなく、ヌメッとした、リアルなスウェード感。豚革スウェードによくある、毛穴の点々もなく、ウエスタンシャツだけど、都会的な雰囲気。毛足の短いヌバックな雰囲気もする。
2、軽さ もちろん、リアルなスウェードの重量感も魅力だが、重ね着や1枚できる際、軽さは大事。裏地を総張りしてる割に、袖通しの良さ、軽さは魅力。
3、リアル感 POLY-SUEDEポリエステル素材なんだけど、本場、ウエスタンシャツの工場で作ってるので、リアルな空気感がある。長年インポートをみてると、襟のデザインやポケットのでティールで、本場かどうか、わかる。
他にもこんなシャツ、ギンガムチェックをパイピングに使うアイデア。
今は気軽に海外出張いけないが、行ける時になれば言いたい。
`行けば`もっと`わかるさ` `行けば`もっと`なんとかなるさ`
さ〜〜〜今後の展開が楽しみだー!
次はパンツなんだよねー!